A
朝焼けみたいな 夕焼けの中 ブリキの人形は
花びら散るように 動かないまま 油を待ってた
最低だったんだ 何もしないで 心ない
案山子のように
B
踏み荒らされた花壇の真ん中で 地均しして遊んでいた
その下で芽吹くはずの 種が 出られないほど
Ah 私ごと
S
憧れながら手放していた 繋ぎ紡がれた人の糸 Oh
雲の 波間 白く 未完成のキャンパス
愛おしくても愛すことはなく 咲いた咲かされた花のような Ah
海の 切れ間 たゆたう 難破船のカルネアデスは
答えも聞かずに 沈んでいくのかな
C
泣きたいほど 白く広く 咲けない花の 花吹雪
笑いたいけど 長く深く 飛ばない鳥の 渡る姿
アジサイの花開く頃にも 小さな晴れ間があるでしょう
Ah この唄に乗せて
B
枯れ果てていた湖の隅っこで バケツで水を汲んでいた
そこにしかなかったものを いつか 見たくなるほど
枯れ果てていた明日の手前から 泣き笑いの淵叫んでた
そこでしか見られないものを いつか 束ねたいほど
Ah 何もかも
S
さまよいながら叶えられてた 荒れたあからさまな凪の音 Oh
風の 谷間 浅く 重ねられたパレットと
浅ましくても艶やかでいたの 晴れた晴らされた木々のような Ah
唄の 絶え間 囁く 笑ってるペシミスト
憧れながら手を伸ばしていた 繋ぎ紡がれた人の糸 Oh
雲の 波間 白く まっさらなキャンパス
愛おしいから涙乾かせば 咲いた咲かされた傘の下 Ah
海の 切れ間 たゆたう 空の海のカルネアデスは
模範解答と 沈んでいった
新しい答えを 考える時間を
残して唄の底へ 沈んでいった
カルネアデスの飛行船(仮題) 作曲 ボカロP 募集
「『親友を助けるか、自分が助かるか。どちらを選ぶ?』そう聞いた彼は、私達に答えを聞かないまま、どこかへ飛んでいった」傍迷惑に荒れ狂う、小さな小さな世界のお話。
カルネアデスの板、という哲学からの命題があります。記憶にあるものを書きますと…
「船が座礁し、親友と二人だけで海に投げ出された。すでに海に漬かってから時間が経っており、これ以上は浮かんでいられないだろう。そこに一人なら掴まれるであろう一枚の板が流されてきたとする。親友をそれに掴まらせ自分が沈むか、自分がそれに掴まり親友に沈んでもらうか。どちらを選ぶ?」
こんな感じです。
抽象的な詞を書くのって、楽しいけど、ものすごく大変なんですよね。コラボ以外では…ロンドくらいしか書いてこなかったかな?
機械的に、散文的に、書きたいをありったけ。何と言うか、久々にすっきりしました(笑)
ちなみにこの歌詞、オズの魔法使いを見ながら書いていたり……一番のAメロが……
作曲者様、ボカロP様を募集したいと思います。
期限は設けず、こちらのイメージに合うものが出され次第採用させて頂きます。
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