あのシーンが　なければなんて　
指を折って数える
今もまだ帰れないまま　雨に打たれては
足下を照らす

夢ならばこのまま　ただ、目がさめるまで
ひどく濁った　灯(あかり)を嫌ってよ

こんなにも近くに、傍に居ること
君が知れば　揺り起こしてしまうな
君が僕のいない独りの日々を　抜け殻なんて言うなら
僕は脇役がよかった

君が今日も　笑えている所
見ていたいはずなのに
今もまだ変われないまま　見つめる虚空を
愛してしまう

夢ならばこのまま　ただ、目がさめるまで
ひどく濁った　心を嫌ってよ

こんなにも近くに、傍に居るのに
たった一つ　願いすら届かない
どれくらい近くに、傍に居たって　
こんなに小さなランタンじゃ　君の心も照らせない

こんなにも近くに、傍に居ること
君が知れば　揺り起こしてしまうな
君が僕のいない独りの日々を　抜け殻なんて言うなら
僕は脇役がよかった