まるで絶海の孤島みたいだ
嵐が閉ざす不穏な学校
ほんとクローズドサークルチック 
期待の淵が哀しみで焦げる

プライベートアイはいない僕らだ
救いのビーナスも拗ねた時代だ

僕ら学区内クローズドサークルで今
早送りしたい青春を 顔のない生徒たちと
雨空だけが繋がる夜 雫模様のスキップ
まだ己を見限らないで 現実を悼むしか

言わば吹雪の山荘じゃないか 
何も見えない手狭な教室 
いつかクローズドサークルアウト 
希望の底で哀しみが煙る 

ホームズもポアロも来ない僕らか
正義のヒーローも逃げた時代か 

未だ学区内クローズドサークルにただ 
やり直ししたい生活を 色のないシルエットと 
優しさにさえ怯える明け 孤立無援でストップ
もう僕らを置いてかないで 静寂に祈るしか

いつかどこかだれとって
何をなぜかどうするかって 
変幻自在のはずだって
今の全てを受け止めると
哀しみに涙を供えた

僕ら学区内クローズドサークルアウト
泣き笑いできる青春を 寄り添って混ざる君と
青空がまた繋がる朝 七色虹とリセット
今ここでも何かできると 切実に足掻くのみ 
切実に生きるのみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

学区内クローズドサークル

閲覧数:182

投稿日:2023/05/01 03:42:03

文字数:490文字

カテゴリ:その他

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