こんにちは!一川航輝と申します。
先日商談を終えて駅まで歩いている途中、公園のベンチに座る一人の年配の男性が目に留まりました。
特別なことをしているわけではありません。
ただ、ゆっくりと風に揺れる木々を眺めていました。
私はその横を通り過ぎながら、「あの人は今、何を考えているんだろう」とふと思いました。
営業という仕事をしていると、次の予定や数字、提案内容のことで頭がいっぱいになります。
立ち止まることよりも、前へ進むことばかりを考えている毎日です。
でも、その男性は急ぐ様子もなくただ流れる時間の中に身を置いていました。
その姿を見た瞬間、不思議と心が静かになりました。
人は何かを成し遂げるために生きていると思いがちですが
本当は「何も生み出さない時間」にこそ、その人らしさが表れるのかもしれません。
営業では相手の課題を解決し、成果を出すことが求められます。
もちろんそれは大切です。
しかし数字だけを追い続けると、目の前にいる相手が「一人の人」であることを忘れてしまう瞬間があります。
あの日、公園で見た男性は何も語ってはいませんでした。
それでも「急がなくてもいい」と教えてくれたような気がしました。
人にはそれぞれ歩幅があります。
事業を成長させたい人もいれば、今あるものを大切に育てたい人もいる。
営業も同じでこちらの理想を押し付けるのではなく
その人の歩幅に合わせて寄り添うことが、本当の支援なのだと思います。
誰かの人生に少しだけ関わる仕事だからこそ、効率や成果だけでは測れない価値がある。
最近はそんなことを考えるようになりました。
私たちは毎日、誰かと出会い、誰かと言葉を交わします。
その一つひとつの出会いは相手を知る時間であると同時に、自分という人間を知る時間でもあるのかもしれません。
あの日、公園で見かけた何気ない光景は、小さな出来事でした。
それでも私にとっては「人と向き合うとは何か」を改めて考えさせてくれた、大切な時間になりました。
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