冷たい空気に暖かい体温
凍えた手を温めた掌-てのひら-
外は白くて音も無い
張り詰めた呼吸-いき-さえも疎ましくなるの
もう3度目の冬がきて
あたしに4度目の春は来ない
あたしは悲鳴すらもうあげることはないけれど
貴方の涙だけ、忘れられない
貴女の温もりに抱かれて眠りたい
ただ、それだけなのに ねぇ、どうして?
トクベツなんて要らないの 貴方の傍に居たい
それなのに何故、心が痛い
汗ばんだ右手に絶えそうな吐息
消えそうな手を包んだ掌-てのひら-
外は黒くて何も無い
眉をひそめた表情-かお-に胸が苦しくなった
もう3度目の冬が過ぎ
僕は4度目の春を迎えた
僕は哀しみすらもう叫ぶことはないけれど
貴女の笑顔だけ、忘れられない
貴女の温もりを感じて眠りたい
ただ、それだけなのに ねぇ、どうして?
シアワセなんて要らないよ 貴女に傍に居てほしい
それなのに何故、心が喚く
白いベッドの上2人きり 白い空間に閉ざされた
それでもあたしたち(僕たちは)幸せだった
桜色した世界の中で 2人笑い合う夢を見ながら
貴方の温もりを感じて眠りたい
ただ、それだけなのに ねぇ、どうしてなのかな
トクベツなんて、要らないよ あなたと一緒に、ねぇ
しあわせな夢を、さぁ
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