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静寂(しじま)に咲いた 幽々の薔薇
夜の帳(とばり)に 光る刃
絡みつく影 消えぬ愛欲
月明かりさえ 憎いほど
渇き求める 赤の宴
心もなく 微笑(ほほえ)んだ
君の鼓動に 鉤爪を伸ばし
その脆さごと 奪いたい
我が身創るは 青薔薇の一滴(ひとしずく)
冷たいほどに 甘い罪...冷血
ねこぽぽ
教室の隅の 窓越しの景色
気づけば君の背中探した
平凡な日々 微妙な距離感
詰めれない理由を知りたくて
手鞄の奥 隠してる手紙
渡せないままシワが増えてる
好きの二文字 胸が叫ぶんだ
だけれども、声がしわがれる
君の名前呼ぶだけで高鳴る
こんな気持ちはどうしてなの?...片思いパズル
ねこぽぽ
疲れた心に 差し込む光
君の笑顔が 包むように
どしゃ降りの日も 傘をくれた
その優しさに 救われて
閉ざした扉 そっと開く
いつでも君が そこにいた
深呼吸して 見つめた空
雲間に青が 広がっていく
君のてのひらは ぎゅんぎゅんリカバリー...リカバリー
ねこぽぽ
ある日唐突に目覚めた場所は
小さくて広い箱の中
窓の外を眺めていると
そこにはあなたがいた
初めて鳴らしてくれた音は
なんの音だったか覚えてる?
覚束ない手つきで
でもとても楽しそうだった音
私を教えて もっと私を
ドの音だけでもたくさんあるんだね...私を教えて
ねこぽぽ
銀の毛並みの珍しいライオン
サーカスで飼われてた
鞭を振り躾けるパートナーに
それはそれはよく懐いていた
ある日パートナーは恋をした
寂しげな美しい踊り子に
だけど踊り子が気を許すのは
サーカスの中ではライオンだけ
火のついた激情の導火線
身にあった同情の導火線...火の輪くぐり
ねこぽぽ
アスファルトの隙間 小さな芽吹き見つけた
踏まれそうで 思わずしゃがみこんだ
乾ききった土 ひび割れて 息も絶え絶えで
美しい水辺を 夢見てるようだった
僕も同じだなと ふと思ったんだ
周りの景色に 流されてばかりで
熱い太陽 浴びたいのに 影に隠れて
枯れそうな花の ように うつむいていた
だけど...命は咲き誇る
ねこぽぽ
教室の窓辺 ゆらゆらりその髪
金色の光 君だけのヘイロー
名前を呼ぶ勇気さえも 足りずに
心の中で しきり賛美してる
笑顔ひとつで 世界が変わるのに
君は気づかない 僕の視線も
君に天使の輪っかっか
僕はお顔がまっかっか
キラキラしてるよ 僕の心も
ふわりと羽ばたいて 手が届かなくて...エンジェルヘイロー
ねこぽぽ
力いっぱい咲き誇れ
雑草だってああかまわない
君の声が聞こえてくる限り
僕の限界は果てしない
何度繰り返し倒れても
いつまでだって立ち上がるよ
さあ進め僕の足
茨だらけの獣道を 裸足のまま突き進む
傷だらけにはなるけど 歩み続けた証拠だ
誇れ誇れ力いっぱい咲き誇れ...雑草だってかまわない
ねこぽぽ
a)今日の星空 なんだか悲しそうだね
ぽつんと一つで浮いてるみたい
それは何だか僕に似ているようだね
たったひとりで星を見上げて
b)宇宙に行ったら 星たちはきままに
それぞれの光で輝いてるんだ
s)ロケットでさ 空飛んで隣に行きたいな
僕らきっと仲良くなれると感じるんだ
a)今日も星空 ベランダで...ロケットで星空
ねこぽぽ
小さな星屑揺れてる夜空
あの日の時の涙映してた
手を伸ばしても届かない輝き
心だけが追いかけてた
すれ違う声に紛れた夢
まだ消えないよぬくもりの跡
きらきら ほら、輝き出す
君の笑顔が夜を照らす
暗闇越えたその先に
希望の星が瞬いている...きらきら■
ねこぽぽ
想像したほど
都合よくないじゃん
どうしてくれるの
オホシサマ
願いを叶えて
あの人に変えて
ほらはやくしてよ
オホシサマ
キラキラ輝いてんのは
見た目だけですか?...キラキラ
ねこぽぽ
月の光が消えるこの夜に
作戦を決行するよ
未来をこの手で掴み取るため
けして諦めてはいけないんだ
蒼い闇がかかり 子供たちを脅かす夜
誰も寝静まって 呼吸がやけに響いていた
僕ら起き出すと 約束通り抜け出して
裸足でひたひたと 音をたてぬよう急いだ
集った僕ら 頷き合っては
みんなの手のひら重ね...月の光が消える夜に
ねこぽぽ
お隣の猫が毎日くれる
「にゃーん」と一言、愛のメッセージ
でも返事はきっとね届かない
なぜなら我が家みな、犬派だから
机の上で回るシャーペン
本日もまた宿題そっちのけ
「にゃーにゃー」鳴くよ、お隣の声
助けておくれ、ワンワン教祖
猫も杓子も踊る夜
ワンワン吠えたらリズムがズレた...猫も杓子も
ねこぽぽ
夜の帳が降りたなら
星のランプを灯すよ
君の夢を守るために
静寂(しじま)歩むよ夜の道
心の奥で泣いてる声を
そっと拾い集めて
ふわふわの雲に変えて
おやすみと歌うの
悪い夢は全部
私が食べてあげる...ゆめゆめぱっくん
ねこぽぽ
絶望ってどんな味だかみなさんは知っている?
僕ずっと昔から気になってたんだ
でも人目はやっぱりなんだか
気にしちゃうもんで
自分で試すことにしてみたんだ
グリモワールに恋して
魔法陣に呪文描いたなら
飛びついておいでよ魍魎
エロイムエッサイム 黒い悪夢よきたれ
見せかけだけじゃない本場仕込みを見せ...Blackdevil
ねこぽぽ
なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
息してるだけで
なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
歩けてるだけで
なんだかしあわせ
あなたもあの子も
馬鹿だよというけど笑ってるけど ...しあわせうきぐも
ねこぽぽ
世に生まれ落ちた時から
奇っ怪と呼ばれ
幼少に上がれば
異端児と呼ばれ
ああ それほど僕は
醜いのでしょうか
誰もが口元隠し噂をして嗤う
僕はクチナシの花を折り曲げる
誰も求めてくれないなら
僕が求めてあげる...クチナシ
ねこぽぽ
あの、あなたが好きです でもふり向かないで
お願いですから そのままでいて
わたしいわゆる みんなを石にする
女なもので
こんなわたしだって
やっぱり目と目を合わせ
会話をしたいな欲張りものね
あなたの瞳はどんな色かしら
そんな、意思をもっちゃだめ
いけない...純愛メドゥーサ
ねこぽぽ
夜空に描いた 小さな星座
憧れだけで 輝き始める
遠くで揺れてる あの日の面影
忘れたくない 願いの光
転んでつまずいたことも 夢のカケラ
拾って集めた 手のひらの中
果てしない空に投げた 希望の一粒
何度消えそうでも そばにある
「また歩き出せる」と囁く声が
胸の奥で鳴り響いている...空へと描いた物語■
ねこぽぽ
その日は朝からなんか
嫌な予感がしていた
お気に入りのマグカップ
小さなヒビが入ってた
占いは最下位で
ラッキーアイテム特になし
清々しいくらいアンニュイデイで
あー嫌な予感する
無慈悲な告白のキャンセルできますか
ああはい、できませんか...この恋キャンセルできますか
ねこぽぽ
街の隅に消えていく朧影
ふらふら歩く道化の足音
愉快な悪夢(ナイトメア)プレゼント
よけいなお世話と言わせない!
「ドアを開けておくれよ」
甘い声出して誘き出す
お菓子あげなきゃ
イタズラじゃ済まない
今宵はパンプキンの王が出るわ!
Jack-o'-Lantern! Joker....Jack-o'-Lantern! Joker.
ねこぽぽ
いつものテーブルで
毛布にくるまって
どこだか遠く見てたり
気まぐれな曖昧Me(アイマイミー)
べたっと顔つけてるから
ほっぺた寝痕ついてる
でも君が笑っているから
まあそれでもまたおっけー
いいの いいの いいの それでいいの
どこにも行かず ふたりきりなの...ごろごろがいいの
ねこぽぽ
満月ひっくり返してにやりと笑うよ
なんて残酷なことをしてしまったんだろう
道行くカップル見つけては冬の息吹きかけて
関係はひえひえ ふふふ 恐ろしい技でしょ
え?長い尻尾が見えてる?
わわわ引っ張ったらだめなんだよ
パパとママたちにいいつけるぞ!
イタズラ☆マジカル さあさ くらうといいよ!
チクチ...イタズラ☆マジカル
ねこぽぽ
誰でもご存じでいる 合言葉とか
誰にも教わってきてないし
霞のような息して 忍んでいても
不意を打つ問いと表舞台
隙は見せられない
そんな臆病を生きる
半ば虚ろの笑み
声には分厚い布を
ほら本音を見せたならば
他人に汚されていく根っこ...転落要注意
ねこぽぽ
とびっきりの
笑顔ふりまき
僕の元へ駆けてくる
そんな君の姿は
半袖セーター
近づいてきた11月
こんなに寒くなったのに
君はお洒落重視で
僕を心配させるよ
とりあえず重ね着してた...萌え袖カーディガン
ねこぽぽ
かわいいのは作れるのよ
あざといって誉め言葉でしょ
男の子たち好む感じの
立ち居振る舞いみせるだけ
運動神経いいくせして
平なとこで転びかける
わかる事でも知らないふりで
大げさなほど驚いたげる
あれあの子なんかよくない?
惹かれちゃうでしょ...あざと改革
ねこぽぽ
転がった黒い繭
曲がりくねった走馬灯
幼い日失敗は
他人事と余所見していた
ひとつだけ欲してた
ひとりだけの特注を
無垢なぶん正解は
自分の首を絞めていく
一流品になれずに
弦のないギターを抱いた...自己葬送
ねこぽぽ
カップの中のミルクティーは
もうとっくに冷めてしまった
アップテンポな曲と重なり
止まらないのあなたのイジワル
いつも何かとからかわれるの
戸惑うばかりで困るから
一生懸命怒ってみても
あなた笑って全然響かない
しかたないから角つける
百均で買った赤色の...しかたないから角つける
ねこぽぽ
放課後の街をあなたと歩く
伸びた影はまるで大人と子供
大丈夫とあなたが頭を撫でる
そんなとこもまるで大人と子供
ぐーっと背伸びをしてみても
後7センチはとても遠い夢
ああ、どうしたら叶えられるの
ヒールはまだうまく乗りこなせない
162センチほしいな (ほしいな)
ハグする理想の身長差は...162センチほしいな
ねこぽぽ
午前五時はまだ眠い
片頭痛に悩まされながら
目覚めのシャワーを浴びた
頬叩いて気合をひとつ
鏡の前にしかっと座って
わたしらしいわたしを作り出すの
素の顔はそうね、羽ばたく前の
空知らない小鳥と一緒
さあ、イッツショータイム
わたしをきらきらに連れてって...あいするわたしへ
ねこぽぽ