襲いかかる悪魔に銃口を向けろ
ためらいは命取り　いざ放て

二次元は彼女とかほざいてたヤツ出てこい
おい お前の嫁は今や凶暴な獣だぞ

アタック　物理攻撃は不可
オブ　魔法は効くけど
ザ・キラー　三次元じゃ使えない
二次元に殲滅される

水着の母音はFカップ　両手に村正構えてる
園児服のぺちゃんこは　水鉄砲のようなウォーターカッター

三次元は終わりを迎える　それはきっと儚いのだろう
三次元は2次元に浸食される　それはきっと生暖かい温もりではなく
平たく冷たい無限なのだろう

「事件にはいつも前触れがない。それは今回も例外ではなかった。突如、二次元の世界の住人達が画面の中から飛び出し、三次元の住人、つまりは我らが眷属を片っ端から抹殺する。という奇妙な事件がまずは日経の小見出しから始まった。それはあまりに馬鹿げたことで誰一人として見向きもしなかった。だが、事件の広がりはアニメのダイジェスト並みの早さだった。二次元の住人達は物理法をねじ曲げながら襲いかかってくるのみである……」

アタック　憎悪は幸福で
オブ　恐怖は哀願へ
ザ・キラー　三次元の常識は
二次元じゃ通用しない

「彼らの意志を支配する何か。住人達に抵抗の術はなかった。」

メイドのメガネはどじっ娘　両腕のサーベルが煌めいて
猫耳の少女鈴が鳴り　相異的な豪腕が振り上げられて

三次元は終わりを迎える　それはとても虚しいのだろう
三次元は二次元に書き換えられる　それはきっと生半可の笑顔よりかは
重ねた業への悔やみと知る