疑似餌を撒かれた 飢えるのは心
置いてけぼりのようだ まるで 五月雨の涙

愚かと笑えよ 前世はピエロさ
逆立ちしてもいいよ そして潰れてあげるよ

満ちた月飲み込んだ潮騒 オーケストラ 聴いて
「優しいね、けなげだね、悲しいね、幸せかい?」 聞いて

僕はかしずく 君はかがやく 幕は降りても 術が解けても
迷い続けて 飛沫(しぶき)叶わず 罰を受けるのです
僕を求める 君を探して 夢うつつ問う 焦がれ焦げてく
君に残した 痛みと共に 僕は欠けゆく月


収穫に遅れた 褪せていく稲穂
騙し絵だったようだ ならば 華麗に御辞儀を

愚かと笑えよ 来世もピエロさ
火の輪くぐってもいい 君がキスをくれるなら

逆再生(ぎゃくさいせ(い))詰め込んだ貝殻 マスカレイド 踊れ
「強さとは、縁(えにし)とは、世界とは、解るのかい?」 驕れ

僕はかしずく 君はかがやく 幕は降りても 術が解けても
迷い続けて 飛沫(しぶき)叶わず 罰を受けるのです
僕を求める 君が欲しくて 喉裂いて乞う 何咲いて恋う
あの日見上げた 虚空をなぞる 僕を手繰りよせる


逝く季節 永遠とは 映写機の中
何度も観て 擦り切れてく 記憶の末路


僕はかしずく 君はかがやく 幕は降りても 術が解けても
迷い続けて 飛沫(しぶき)叶わず 罰を受けるのです
会いたいだとか 触れたいだとか 抱きたいだとか 愛してる、とか
言の葉だけが 海に溶けゆく 僕は枯れる寓話

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人魚と干物

hypersaw様の曲(http://piapro.jp/content/576tnml1m9jxxvr1)に歌詞応募させていただきました。

泡になれなかった人魚の歌です。
そういえば昔テレビで人魚のミイラっていうの見たことあるなあとか思いながら考えました。

閲覧数:242

投稿日:2010/11/21 00:02:21

文字数:621文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました