がらんとしてる部屋に
雨音だけが響いてる

こんなに狭い部屋が
今はやけに広く感じる

一人で過ごす部屋に
とても小さな雨が降り出す

雨音それはまるで
遠ざかる足音のよう

本を読むのが好きだった
時折紙を捲る音
紅茶を入れると見上げる
その顔がね
とても好きだった

それほど遠くない過去
まだ此処にはあるから

あなたがいない部屋で
雨音を聞きながら動けなくて

一人で過ごす部屋で
思い出すいつかの約束

あなたはそんなものは
忘れてしまったでしょう

狭いベッドにもぐりこみ
一日の事を話す
めんどくさそうに頷き
先に眠る
その続き欲しい

それほど遠くない過去
この手で止めた時間

あなたのいた部屋なら
雨音は聞こえずに過ごせたのに

悲しみはもう終りにしようと
そう何度決意をするけれど
堪えていた雨は溢れて…

それほど遠くない過去
まだ此処にはあるから

あなたがいない部屋で
雨音を聞きながら動けなくて

それほど遠くない過去
まだ此処にはあるから

あなたのいない部屋は
雨音だけがずっと響いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨音だけが響いてる

閲覧数:89

投稿日:2015/06/30 22:48:51

文字数:461文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました