悪ノ・ストーリー 第?幕
投稿日:2011/09/11 18:26:26 | 文字数:1,245文字 | 閲覧数:182 | カテゴリ:小説
番外編2
~第?幕~ Re-birthday
目が覚めたとき、僕は一人、黒く塗りつぶされた部屋にいた。
何も見えず、何も聞こえず、何も覚えていなかった。
たわかるのは、この部屋には何もないということ。
僕は震えだした。
天井には大きな穴。
よく見るとそこには巨大なぜんまい。
その先から突如響く聞いたことのある不気味な声。
「罪深き少年よ。お前はこの先永遠にこの部屋から出られぬ。」
その瞬間、思い出した記憶。
誰かを守るために自ら重ねた罪の数々。
そしてココにいる理由と結末。
だけど、自分が誰を守ったのかは分からなかった。
気付けば、両腕にはめられた赤い手錠。
これはきっとたくさんの人の流した血の色。
両足には青い色の鎖。
これはきっとたくさんの人が流した涙の色。
「るりらるりら」
突如聞こえた歌は誰が歌う子守唄なのだろう。
どれ程の時が流れたのだろう?
動かぬぜんまいに僕はたずねた。
「僕は誰を守るために罪尾を犯したのか、何処からもともなく聞こえてくる歌声の主は誰なのか、あなたは誰なのか?」
ぜんまいは言う。
「お前は私のことも忘れてしまったのか?」と。
ある日僕はすべてを思い出した。
同時に分かった。
僕が守った人。
歌声の主。
動かぬぜんまいの声。
子守唄の本当の意味。
僕は子守唄に新しい言葉を付け足した。
「流れて行く小さな願い 涙と少しのリグレット
もしも生まれ変われるならば………きっと」
気付くと、小さな頃によくお城を抜け出して来た浜辺に立っていた。
少し向こうには僕の守った人。歌声の主。
その人の後ろにはナイフを高々と振り上げる白い髪の女性。
僕は思わず走りだし、白い髪の女性の前に立つ。
女性はナイフを落とした。
そして僕はおかしなことに気がついた。
両腕が赤い手錠でふさがっているはずなのに、腕を開いていること。
両足は青い鎖によってつながれているはずなのに、この場所まで走れたこと。
気付いた瞬間、元の部屋に戻ったかと思うとぜんまいの隙間から小さな光が落ちてきた。
これはきっと君がくれたメッセージ。
回り始めたぜんまいは静かに語る。
「罪が消して許されることはない。」
「はい。それでも良いです。僕は……、僕はすべてを歌に変えてゆきたいです。」
ぜんまい、いや、昔あったことのある悪魔が笑う。
「これからあなたは生まれ変わるのです。ですから今日が君の新しいBirthday」
僕は聞く。
「リンも生まれ変わるのですか?」
「いや、あなただけです。」
「僕はリンと生まれ変わりたい。それまではずっとリンのそばでいます。」
悪魔はもう一度笑って
「それが聞きたかった。」
目の前のすべてが廻り、白く染まる。
そして、僕はあの浜辺に立っていた。
白い髪の女性はリンを抱いて、泣いてた。
そしてリンも……。
「もうすぐ君に会いに行くよ。それまでは見えないけど、ずっとそばでいるから一緒だよ。」
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