A
サカナが人間とも恋に落ちるそんな時代には
温もり幸せ生命満ち道々満つ未知？
笑顔に滲み出した歪み軋み　こんな予定では
あぶれて溢れた愛情過多がたがた型

B
やがて起こる大義　盾に翳す正義
愛しむべき者　地獄の園喰らい付く

S
急転直下　雷鳴が水底に杭を打った
逆巻く渦を裂く失望と嘆きの脅威
文明栄華跡も無く凪が夜空を差した
一人波間に立つ少年は
「さよなら、また明日」


A
草木が人間から迫害受けるそんな時代には
繋がり外れて個性朽ち口々愚痴朽ち
機械が人間をも宿り木にするそんな時代には
廃れて荒んで気力がたがた方々

B
やがて迫る終わり　瞼覆う逃避
光を求めて死した大地踏みしめる

S
急転直下　雷鳴が地の底に杭を打った
皹入る山分つ渇望と怒りの凶器
生命進化甲斐も無く砂が太陽飲んだ
一人荒野に立つ少年は
「さよなら、また明日」


C
幾度も幾度も幾度も歪んだ明日創り直す


S
文明栄華果ては無く幾度目かの日が昇る
爛れた黒い腕振り翳す雷鳴の狂気
急転直下　閃光が少年を穿つ
世界に降り注ぐ夜明け

S
強制停止　雷鳴が人影を照らし出した
ムスメが手にするは人々の願いの軌跡
燐光明媚　短剣が深い青を放った
機械仕掛けの少年(かみさま)は
微笑み目を閉じた