誰かが呼んでいる
心の奥底

夜明けの色が 切なくて
目を細めていたね


遠くまで来たねと
囁く風の音

閉じられないで
そのままに手を広げ

どこか どこか遠く
はるか 彼方の街
降りるときまで

まだ青い空が 光に満ちてく
眩しさに慣れたら 目指す場所見つめ



誰かの声がする
掻き消す波音

海の色の背 追い越して
風を聞いていたよね


思い出すことだけ
翼に乗せてゆく

茜色の日
届かずに隠してく

いつか いつかむかし
ともに 渡った海
今はひとりで

もうすぐに空は 藍色に染まる
夕闇を越えたら 星をちりばめて



どこか どこか遠く
はるか 彼方の場所の 夢を見る

まだ青い空が 光に満ちてく
懐かしい想いは

また今も空は 色を変えてく
変わらない速さで

風が吹いている

思い出の街へ 今日も飛んでゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

The Migrant Song

あずまやさんの曲(http://piapro.jp/t/kqEv)への応募作品です。

海と空しか見えない中でやってくる、夜明けと日没の空気感を大事にしました。
寂しいけど寂しいと思ってはいなくて、孤独だけどそれも淡々と受け入れて飛んでいくような、そういう渡り鳥のイメージです。

閲覧数:156

投稿日:2013/05/16 00:07:39

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

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