a
蛇口を思いきりひねった
言葉にならなくて沈殿した心が
小さな粒になって落ちて
全て流れてしまえばいいのに
a
背中をなんとなく眺めた
言葉も交わさずに一緒に居るだけでいい
なんて思ってた頃が愛しい
心の隙間に寒さが立ち尽くす
b
三つよりの赤い糸が
色褪せてほどけていくから
私は涙をぼたぼたごぼして
結んで 結んで 結びなおしてたけど
c
君の伏せられた目から扇に広がる
私より長い睫毛をいつもより少しだけ
近い距離で眺めるのが好きだった
それが微かに濡れるのを想像して笑った
s
ねえ悲しいくらいの思いがもうすぐ
冷たくなって枯れてくんだ
だからまだぬくもりの燻る間に
「 」私の唇がうごめいた の
a
小指にゆるゆると残った
赤い糸の残滓がじんわりと熱を持つ
言葉にならなかった心の粒が
瞳の端からこぼれる
b
あの日見た青い空を
あれだけ忘れられないと
私は心をぶるぶる震わせ
思って 思って ずっと思っていたのに
s
ねえ苦しいくらいの幸せは私が
自分で消して亡くしたんだね
だからあの愛しさの漂う二人に
「 」君の唇がうごめいた の
c
音のない映画みたいだね 私たちは
繋いでた赤い糸も手ももうないけど
いつかイヤホンを二人で分けあって
幸せだった季節を笑って観られたらいい
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