どうしようもなく謝りたくなる時がある
氷の溶ける暑さに唸る午前4時
動悸の音で目が覚めたあとで思い出す
こんな朝だったこんな目覚めだった
そういや最近 かかってこないコールの数
ひと月前に顔を合わせた日の白い髪
眠ってるだけだ 夢の中なんだ
漫画みたいな言葉繰り返し
何を言ったっけ 何を話したっけ

変に冷静なのは親譲り
必要なのは君の傷薬
弱音には固結び
誰のせいでもないよ分かってる
咳払い駅から行く道で
響く固いペダル
人違い もう居ない 意味が無い
人さらい神様の 人さらい

振り返れば案外嘘つきな人だった
外出する時は何かとわけを付けて誘ってくれた
ママに内緒でくれたシャーベット
買ってくれると言ったプレゼント
些細な事を覚えてる
100まで生きるの宣言も

小さい頃は当直ばかり遅くまで労働で
帰ると早々お父さん回り
いつしかねだらなくなった
そうこうして奉公してもう70年そろそろ荷をおろしましょう
あとは好きな事だけしてよう
とうとう、という時に

僕らばかり写る フイルムが
残る部屋には埃が溜まり
彼の書く小説で
誰かが「さよなら」って言ってた
咳払い駅から行く道で
響く固いペダル 目まぐるしい
拾わない 居もしない
縋らない神様に 縋らない

変に冷静なのは親譲り
必要なのは君の傷薬
弱音には固結び
誰のせいでもないよ分かってる
おやすみ おやすみ
宛のないおやすみ
もう居ない 意味が無い
人さらい神様の 人さらい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

おやすみ

ラップです

閲覧数:130

投稿日:2021/06/21 22:47:42

文字数:624文字

カテゴリ:歌詞

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