やがて日は落ちて
「もう終いにしやしゃんせ。」なんて
君が言うものだから
其のオレンジを否定してしまわれたのですか

「仕掛けを外さなきゃ。」


帰路を急ぐ蝙蝠の
成した群れを示す
細い指の先「キラリ。」と
まるで意志を隠してる
隠喩(メタファ)のように思えたのです。

「ほら、ご覧。滑稽だ。」


孤独なんて大層なものを
抱えては項垂れています
打たれた涙雨
やがて其れも枯れて
意味を成さない傘だけ
遊んでいやがるのです


微笑む唇が曰く
「今夜はどうぞ共に。」なんて
嘯いては数奇にして模型だと
望むならその通りにします

嗚呼!首!造形美!

今は黄昏る部屋の床に
散らばった歪な模様に
耳を付けています。
美しい世界は間もなく終わるのでしょう
君が吐き出したその台詞

夢に見た君の姿、形、崩れる心までも
著し切れないよ!
漸く手に満ちた
愛を儚く抱いては
目を開くときを待つ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

(タイトル未定)

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投稿日:2014/06/25 20:23:45

文字数:397文字

カテゴリ:歌詞

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