┏そう、それは白夜の事、
┃透けた羽根をもがれた妖精が、
┗六十六もの罪を抱えて、歌っていた。
OFFENBACH x2 子羊を数え終えた朝
・ 木枯らしが靡く広場まで
・ 駆けようも躊躇えば解毒
OFFENBACH x2 盗賊を捕らう罰の檻
・ 宵月が泳ぐ雲間には
・ 香水の淡色も微毒
OFFENBACH x2 紫の林檎から揺らぐ
・ 楔をも弾く蜃気楼
・ 溜め息で零れても無毒
OFFENBACH x2 (Reprise)
彼の頭中には古典的な音等はありゃしないさ
現代の手法で掘り進めたところで
天の御国から授けられた魂は蹴りゃしないさ
地の底を御国は如何に好もうものか
┏さぁ、怖くはないよ。
┗殿下の為に、薔薇を摘みに行こう。
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