私は放課後の校舎の階段を屋上に向かって上っていた。
そこには幼馴染の彼を呼び出している。
幼馴染。友達でも恋人でもない宙ぶらりんな関係。
きっと大人になれば別々の道を歩む事になるのだろう。
だけど、それではダメなのだ。
私は彼が愛おしい。
彼はどうかしら?
私と同じ気持ち? それとも迷惑に思う?
……分からない。
だけど、それでも私は彼にこの想いを伝えたい。
彼がどんな答えを出しても私の気持ちは永遠に変わらないから。
屋上への鉄の扉を開く。
屋上にはすでに彼がいた。
胸がドキドキする。
私は彼に近付いて想いを告げる。
「あなたが大好きなの、どこの誰よりも」
夕日が私と彼を照らす中、彼がその答えを口にする。
「――――」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『小説』あなたが、愛おしい

コトノハさんの作った歌詞を元に小説を書かせていただきました。

元の歌詞<a href="http://piapro.jp/t/EGu5">あなたが、愛おしい</a>

かなり短い作品ですが楽しんでいただければと思います。

閲覧数:221

投稿日:2012/01/17 20:29:47

文字数:313文字

カテゴリ:小説

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