燻らせた煙は 懐かしいカオリがして
空っぽの心を 満たしてく過ぎた思い出
沈みゆく夕日に 吐き出した躊躇いは
癒えかけの傷痕に すこし刺さる
あなたがいない日々に 少しだけ慣れ始めてきたけど
なぜか切なくなるの 胸の痛み堪えきれない
流した涙のわけを「噎せただけ」だと強がって見せた
喉に押しこんだ後悔が今も くすぶってるから
絡ませた指先 解けてく糸のように
物語の終わりは 見え透いた別れの言葉告げて
色あせてく感情が モノクロに風化しても
錆び付いた答えを 未だに求めている
あなたがいない日々に 少しだけ慣れ始めてきたけど
なぜか切なくなるの 胸の痛み堪えきれない
流れた涙の跡を 指で拭って忘れようとした
喉に押しこんだ後悔が今も くすぶってるから
Smoke
風に乗って消えていく貴方の思い出は、燻らせた煙のように夕空に靡いて、音もなく消えた。
マンションのベランダから見える世界は、いつもより少しだけ、滲んで見えた。
嚥下して――少し噎せて。
楽しかった思い出も、やりきれない後悔も。全て煙草のケムリに溶かして忘れてしまうことが出来れば、それはどれだけ幸いなことだったろうか。
四半刻も過ぎれば夜が空を食い破って、常闇が訪れる。
寂寥感は今夜も私の心の傷痕を、ざらついた舌で撫でるだろう。
……そんな感じで妄想しました。
今回は少し直接的な歌詞表現を試してみました。
いつもはインテリぶって暗喩の多い言葉を書き並べるのですが、特にこう、夢や幻想、空想と人間の感情の発露というものは対極に位置している、と考えています。
前作のPolarisでは、少しそういった側面を考慮しつつ、あくまで詩的表現に準拠しているというか、なんというか。
ですので今回の曲はタイトルの煙(Smoke)を一番最初に持ってきてます。作中の女の子とその彼氏(ないし彼女)とは、何らかの理由で離れてしまったのですが、そこの内面については詳しく触れず、また、死別やら別居やら転校やらなにやらについても細かく定めずにさらさら(実際はウンウン唸りながら)書きました。
慣れ始めてきた、という日本語は厳密には存在しませんが、文字数的に無茶しました。てへ。
※マンションのベランダでの喫煙は、他の部屋の迷惑になるので推奨しません。
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君に届くといいな。
言葉が喉に詰まる。
正直、言うのが少し恥ずかしい。...私の気持ち、この歌。
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