「空とラムネ」
詞・曲 アサイウミ

いつからだろう僕は見落とした
夢たちを掻(か)き集めて
空っぽの瓶に詰め込んだまま
開かないように蓋をした

大人になんかなりたくないと
生温(なまぬる)いラムネを手に
甘さを求めて舌を伸ばす
間抜けな顔をしながら

夏風が鳴らす鈴の音が
僕を追い越してゆく
空に浮かんだ花が散るように
その日々はもう帰らない

ただ泣いたって、転んだって
朝は来るのに
俯く僕を照らす陰(かげ)
言葉ごと呑(の)み干した
過去も未来も全部
僕のせいでした
僕のせいでした

いつからだろう僕は見逃した
恋さえ思い出せないや
どれだけ振っても取り出せない
想いは行(ゆ)き場も無く

手に入れられないものばかり
輝いて見えるんだ
ガラスの奥で放つ色彩(しきさい)に
君の面影が重なった

愛せないものだって愛したいなど
都合のいい理想並べ
嘘ばかり呑(の)み込んだ
君も僕も全部
喉を刺している

空をラムネ越しに見た
よく似た青が滲(にじ)む
こんな大きな世界で独(ひと)り
ちっぽけな僕でした

ただ泣いたって、転んだって
空は晴れるのに

ただ泣いたって、転んだって
朝は来るのに
君のいない空とラムネ
言葉ごと呑(の)み干した
過去も未来も全部
僕のせいでした
僕のせいでした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

空とラムネ

「空とラムネ」の歌詞です。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34424662

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投稿日:2019/01/05 21:07:46

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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