目を開けた少女は
薔薇の花を抱え
裾を引摺って舞った後に
幸福の淑女は
白百合の棺で
安らかに眠りにつくのだわ

もし 私の目が
私の手が
呪いにかけられて
そう そんな時は
王子様が
助けに来てくれるわ

なんておとぎ話
パパから貰ったクレヨン
握って絵に描いた
けれども手のひらは
いつしかこの唇
ルージュで塗り占め

きっと 無垢な真珠は
きっと 箱の少女は
綺麗だからみんなが欲しいのよ
嘘 無垢な素肌は
今日 も上書きした
狼だから天使になれないのかな

もし私の目が
私の身が
呪いにかけられて
そう 動かないの
時が経って
蔦が這って 老いて

お城は待っていたわ
永遠の誓い捧げ
幸せになれると
けれども違ったの
白馬乗るのはわたし
ゲートを開いて

きっと 血だらけ満ちた
世の ノンフィクションは
汚いから 目を逸らしたいけど
嘘 嘘は言えても
他人(ひと) ひとり知らずに
ガラスの靴じゃ土を歩けやしないな

きっと 誰かの声に
ずっと 閉じ込められた
運命なら燃やして灰にする
嘘 あるいは悪意
そっと 甘さを合わせ
綺麗だから恋も出来るでしょう

きっとお城の外で目覚める
朝には
ずっと真実を知ったお姫様に
生きている指にくちづけを

・・・・・

めをあけたしょうじょは
ばらのはなをかかえ
すそをひきずってまったあとに
こうふくのしゅくじょは
しらゆりのひつぎで
やすらかにねむりにつくのだわ

もし/わたしのめが
わたしのてが
のろいにかけられて
そう/そんなときは
おうじさまが
たすけにきてくれる/わ

なんておとぎばなし
ぱぱからもらったくれよん
にぎってえにかい/た
けれどもてのひらは
いつしかこのくちびる
るーじゅでぬりしめ

きっと/むくなしんじゅは
きっと/はこのしょうじょは
きれいだからみんながほしいのよ
うそ/むくなすはだは
きょう/もうわがきした
おおかみだからてんしになれないのかな

もし/わたしのめが
わたしのみが
のろいにかけられて
そう/うごかないの
ときがたって
つたがはって おいて /お

しろはまっていたわ
えいえんのちかいささげ
しあわせになれる/と
けれどもちがったの
はくばのるのはわたし
げーとをひらいて

きっと/ちだらけみちた
よの/のんふぃくしょんは
きたないからめをそらしたいけど
うそ/うそはいえても
ひと/ひとりしらずに
がらすのくつじゃつちをあるけやしないな

きっと/だれかのこえに
ずっと/とじこめられた
うんめいなら もやしてはいにする
うそ/あるいはあくい
そっと/あまさをあわせ
きれいだからこいもできるでしょう

きっとおしろのそとでめざめる
/あさには
ずっとしんじつをしった/おひめさまに
いきているゆびにくちづけを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

イノセントファンタジー

https://piapro.jp/t/w5XG
エヴァイン様のこちらの素敵な楽曲に宛てて。

いつか運命の出会いがあると
夢を見ていた少女は大人になって
運命の出会いは自分で探さなくてはならないと気づきます。

閲覧数:308

投稿日:2017/09/02 16:21:47

文字数:1,171文字

カテゴリ:歌詞

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