何もできないけれど 何も言えないけれど
それでも明日はくるから 僕はまたこの手伸ばす
気づいてくれる人が ひとりでもいるのなら…
そんな期待も儚く 今日もまた歌い続ける
雨が街を灰色(グレー)に染める 傘開き急いで過ぎる人を
観ては逸らし空を仰ぐ 酷く重たい雫が落ちる
いつか先生が褒めた僕の「特技」は人並み程度で
人生かけられるような「才能」なんて初めからなかった
僕は僕でいたくて だけど何にもなくて
戻れないのに進めない
何もできない僕の心を繋ぎ留める
この歌も今やただの雑音(ノイズ)
何もかも失くしそうな 暗闇の中ひとり
答えのない問い抱える「僕」の正体って何だろう
捨てられない夢を持って 暗い部屋とじこもって
ただ待ってるんだ 誰かが見つけに来てくれる時を
どこか知らぬ街にひとり 運命的な出会い求め彷徨う
知ってしまった僕の隙間(から)を 満たすものだけ探しつづけて
一度ピース失くしたらジグソーパズルは永遠(とわ)に未完成
別のものがはまることなんてないとわかっているけれど
僕らしく生きたいと 願うことやめられず
繰り返す僕のリズム
気づいてくれる人が ひとりでもいるのなら…
彷徨う世界の果ては遠く
僕は僕でいたくて だけど何にもなくて
進めないから留(と)まって 今日もまた繰り返した
この歌を捨てたなら 僕も消える気がして
結局うやむやにして 今日もまた息を吸い込む
何もできないけれど 何も言えないけれど
僕のまま進めるかな
このまま動けないなら 人知れず朽ち果てる?
それでもこの歌だけは残す
何もできないけれど 何も言えないけれど
せめて後悔ないように ありのまま僕を歌おう
気づかれることなんて 報われることなんて
なくてもいいから最後のアイデンティティ抱きしめて
何もできないけれど
それでも明日はくるから 僕はまたここで歌う
僕のままいられたら 僕のまま進めたら
それで十分だって笑って 明日をまた迎えに行こう
--------ひらがな------------------------
なにもできないけれど なにもいえないけれど
それでもあすわくるから ぼくわまたこのてのばす
きづいてくれるひとが ひとりでもいるのなら
そんなきたいもはかなく きょおもまたうたいつ(づ)ける
あめがまちを(ぐ)れーにそめる かさひらきいそいですぎるひとを
みてはそらしそらをあおぐ ひどくおもたいしずくがおちる
いつかせんせいがほめた ぼくのとくぎわひとなみていどで
じんせいかけられるようなさいのお なんてはじめからなかぁた
ぼくはぼくでいたくて だけどなんにもなくて
もどれないのにすすめない
なにもできないぼくの こころをつなぎとめる
このうたもいまやただの のいず
なにもかもなくしそうな くらやみのなかひとり
こたえのないといかかえる ぼくのしょおたいてなんだろ(う)
すてられないゆめをもって くらいへやとじこもって
ただまぁてるんだ(だ)れかが みつけにきてくれ(る)ときを
どこかしらぬまちにひとり う(ん)めいてきなであいもとめさまよう
しぃてしまったぼくのからを みたすものだけさがしつづけて
いちどぴーすなくしたら じぐそーぱずるわとわにみかんせい
べつのものがはまることなんて ないとわかぁているけれど
ぼくらしくいきたいと ねがうことやめられず
くりかえすぼくのりずむ
きづいてくれるひとが ひとりでもいるのなら
さまようせかいのはてわ とおく
ぼくはぼくでいたくて だけどなんにもなくて
すすめないからとまぁて きょおもまたくりかえした
このうたをすてたなら ぼくもきえるきがして
けぇきょくうやむやにして きょおもまたいきをす(い)こむ
なにもできないけれど なにもいえないけれど
ぼくのまますすめるかな
このままうごけなぃなら ひとしれずくちはてる
それでもこのうただけは のこす
なにもできないけれど なにもいえないけれど
せめてこおかいないよ(う)に ありのままぼくをうたおう
きづかれることなんて むくわれることなんて
なくてもいいからさいごの あいでんてぃてぃだきしめ(て)
なにもできないけれど
それでもあすはくるから ぼくはまたここでうたう
ぼくのままいられたら ぼくのまますすめたら
それでじゅうぶんだってわらって あすをまたむかえに(い)こう
【応募用】フィラー
周水音贄さんの作品「知声楽曲1」https://piapro.jp/t/GNb1 への応募用歌詞です。
フィラー:つなぎ言葉。隙間を埋めるもの。
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