聖ナナです。コラムに反響があったので、「素人だからわかる作詞講座」を始めましょうか。

今回は、プロローグでお約束したとおり・・・

「作詞家たちよ、ど演歌を書け!?」

です。え~~~ど演歌?って思っている人いるでしょうが、まぁ、お話を聞いてから色々意見を言ってくださいな。

プロローグで作詞は、「出来るだけシンプルな言葉でリズミカルにという意識を持つことが大事」と書きました。これを「字脚(じあし・じきゃく)とプロの作詞家では呼ばれています。この字脚がよくわかるのが演歌なんです。(ちなみに、作詞が先行することを「詞先(しせん)」といいます。初心者の作詞家志望の方は詞先の方が多いみたいです。)

例えば、私の歌詞「36℃」からこのフレーズをば・・・。


「嘘めいている多くの言葉よりも証明できる態度がほしい・・・」


これの字脚は・・・

「嘘めいている 多くの 言葉よりも 証明できる 態度が ほしい」

「7・4・6・7・4・3」です。「証明できる(しょうめいできる)」は「しょ」で1つの発音なので8ではなく7になります。、最後の「・・・」は数に入れません。それでは、わかりやすく区切った言葉の後に「~ね」を付けてみましょう。

「嘘めいてるネ、多くのネ、言葉よりもネ、証明できるネ、態度がネ、ほしいネ」

どうです?小さな子供の会話みたいになりましたが、字脚はある程度揃っているのがわかったかと・・・。この区切り方で正解です。つまり字脚を覚えているかで作詞がかなりレベルアップします。

これを踏まえて、演歌の世界にはいってみましょう。

・・・といいたいのですがここで歌詞掲載は出来ないので(泣)、あなたのお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんに頼んで、演歌とか懐メロのCDを借りて聴いてみてください。レンタルCDだと1970年代~1980年代がベストですね。この時代は名曲が多く、今でもカバーされて歌われている曲が多いです。演歌がなくてもご心配なく。ここで大事なのは、昔の曲を聴くこともさることながら・・・、

「曲と会話することで作詞のネタを収集すること」

なんです。もちろん歌詞をパクるのはダメですよ!言葉は基本感情を持たないので、言葉を選ぶ意味では効果があるかも!?

・・・なんかタイトルからかなり横道に逸れちゃいましたが、演歌は9割が作詞先行なので、字脚の塊なものが多いです。それに年をとってものんびり聴けるのもいいと思いますよ。・・・中には「きよしぃ!」とか言いながら団扇振っている叔母様もいますけどね(汗)。

さて、次回は「食わず嫌いはマンネリの元よ!?」でお会いしましょう。

では、また次回
^^ノ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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聖ナナの素人だからわかる作詞講座~第1回~

内容が横道逸れてスイマセン><

今回は「字脚」を覚えてくださいね^^

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投稿日:2012/02/08 21:49:14

文字数:1,125文字

カテゴリ:その他

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