塔の上の眠り姫

作詞曲/Δ



どこまでだって飛べると思ってた
縋りついた過去を 救いのない未来を
抱えて空に落ちた 少女は笑って
目を閉じる


変わらない毎日 変わってゆく世界
取り残されているように思えて けど何もできなくて
今日も私は悲劇と踊るんだ 他の誰にも邪魔はさせないように
哀しみをどっか誇らしげに綴ってくんだ

どうしようもないんだよ カラカラになったこの心が
待ちくたびれたんだよ 報われる日を 救いのその手を

これでいいんだって これでいいんだって これがいいんだって
を繰り返してきた
積み重ねた 後悔の塔のてっぺんで私 泥のように眠るの


最初からわかってた 変わるべきは私なんだ
非日常に憧れて 平凡な自分を呪って
幼い頃の全能感を引き摺って歩いた
体だけ大きくなってしまった私は救えないよなあ
矛盾が酷いんだ 普通の幸せは素敵だ
けど自分から溺れてくの

これでいいんだって これでいいんだって これでいいんだって
を待ち続けている
罪重ねた 後悔の塔のてっぺんで今日も 死んだように眠るの

随分高いところまできた 考えて足が竦んだ
星くらい見えるかと思った
けど窓もないこの部屋じゃ駄目だ 知ってるんだ
叫んだって届きはしないこと
だから思い出なぞるの


気づいてよ 分かってよ

どこまでだって飛べると思ってた
小さな世界を 私の世界を
抱えて墜ちてくんだ
少女は笑って

これでいいんだって これでいいんだって これがいいんだって
を繰り返して逝く
積み重ねた 後悔の塔のてっぺんで私
終わりを待ってるの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

塔の上の眠り姫 歌詞

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投稿日:2019/06/21 20:28:10

文字数:708文字

カテゴリ:歌詞

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