静かに刃抜く心の底深く
記憶辿り眠ることもせず
君が笑ったあの日まで戻ることは出来ず
失う事だけ見つめていただけ
崩れたの空に漂う雨雲を裂いて
期待さえ切り離せたら良いのに…
緩くぬるい風に宥められるように
また歩き始めた
不快感を抱いて…
鍛錬して磨いた人と人の間を擦り抜ける
上手い交わし方も意味があるものでも無く
運命には従わずには居られない
きっと誰もがそうやって生きてる
綺麗な空に不釣り合いなボーダーライン
人は人を見て何かを悟るべきだろう
過去ばかり求めては傷付き未来を憎む
そんな重みばかりを背負わずに…
最短距離で走る事は出来る
地図さえ無くとも導かれてゆく
君を見た最後のあの景色の中で
僕は相応しい戦いをしているのかな?
愛しき想い重ね積み上げるほどに埋もれてしまっていく君を摑んで
鮮明な空に滲んだ真っ赤な太陽
暮れ行く夕陽を背にして旅を続ける
痛み知らずのこの胸は君が離れていった
あの日から変わる事無く鼓動する
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