【S】大切な何かを忘れたままの気がする
   きっとその鍵はこの胸の開けないペンダント



【A】私の小さな頃と違う 平和な日常
   やっと少し慣れてきたのにな
   
   近頃また雲行きがあやしい 不穏な空気
   何となく胸がしめられた

【B】思い出す
   一人きりだった 父様に
   拾われていなければ
   私はもういなかった

【S】どう生き抜いていたのだろう
   あんな厳しい世界で
   差し伸べられた救いの手は
   いったい誰の手だろう



【A】会議に出られる人たちが 少なくなって
   あっちこっちで騒ぎになってる
   
   護衛の人たちがいても不安が 膨らんでいく
   次はきっと私の番だな

【B】動き出す
   一人きりだった 部屋の隅
   見慣れない赤い服
   男はもうそこにいた

【S】その手の刃を振り下ろす
   ほんの少しの時間に
   私の目を見てためらって
   ひとすじ涙零した


【C】幾つかのかわいた音がその場を壊した
   赤く汚れた向日葵色がゆっくり景色を染めた

   となりに壊れて開いたあのペンダント
   そこに映った向日葵色は きっと きっと きっ、と・・・・・・


『これを持っていて、いつか迎えに行くから』



【S】どうして忘れていたのだろう
   あんな悲しい別れを
   紅く染めた私の髪の
   本当の色とおんなじなのに

【S】もう一度その目で私を見て
   私 私よ 私よ
   縋り付いても声かけても
   奇跡は起きないままで・・・


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

[向日葵の君]

青空の君と対になっています

閲覧数:38

投稿日:2010/08/24 18:04:36

文字数:679文字

カテゴリ:歌詞

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