たとえば簡単に目と目を合わせて笑えたなら
あの満天の星を見て 月が綺麗と言えたかな
太陽は頭の上 道の行く先を照らすようで
応えられないと言うようにただ足を止めた

靴先 飛び散った水滴を
眺める傍からはたりと 視界が滲んでいく

今からこの地獄を抜け出すように
あなたのもとへただ飛び立つように
この贋物の翼を背負って ほら
焼かれてしまえど 海に堕ちようと
構うまいと言うように
あの太陽へ あなたのもとへ
その光を汚すように


たとえば単純に さよならの合図ができたなら
水底に沈んだこの澱は きっととっくに消えたよな
ペンのない色の落描き ぼやけた光が照らす今日に
まだ届くあなたの文字

涙も溶けてしまう

今からこの地獄を抜け出すように
あなたのもとへただ飛び立つように
この贋物の翼を背負って ほら
焼かれてしまえど 海に堕ちようと
構うまいと言うように
あの太陽へ あなたのもとへ
その光を汚すように


然らば 然らば 然らば 然らば
後悔ばっかりが滲む色は何も書けずに僕を描いた
揺れる光が靴を濡らした
それは月光だった あなたの光をただ
飲み込んでる僕がいた


今更この世界に染まれないから
今すぐこの世界にさよならをしよう
この贋物の翼で飛べるのは
あなたがいたから あなたがいたから
他に理由はないんだ

だからさ この話はもうお終いにして
今すぐ僕のことは消してしまってよ
この贋物の色で見る景色は
あなたがいなくちゃ あなたがいなくちゃ
単調でつまらないよ
生きていてくれよ 生きていてくれよ
嫌って忘れてもいいよ
その太陽は あなたは 光は
僕なんかではくすまないから


「さらば」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カジカヅキ

西の棚、9段目、端から13番目。
3冊目、梶潜月の物語。

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投稿日:2022/04/16 00:03:42

文字数:710文字

カテゴリ:歌詞

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