[A]
闇に晒(さら)された 細い月
深紅の荊(いばら)が 頬を伝う

[A]
眠れない腕は 蜜を纏(まと)い
暴かれた純白(しろ)に 惹(ひ)かれてゆく

[B]
蝕(むしば)まれた躯(からだ)を
貴方に預ける 閉ざされた夜


[A]
風の音さえも 聴こえない
啼(な)くことを忘れた 鳥のように

[B]
掻き消された想いは
乾いた黄泉路(よみじ)を渉(わた)って逝(ゆ)く

[サビ]
今も 静けさは
いつか晴れることを 夢見る
季節(なつ)の風に色づいた
遠くの情景(けしき)に揺れて…

(Interlude)

[A]
儚(はかな)く佇(たたず)む 首すじに
凍りつく吐息 空が映る

[A]
隠された森に 影が落ちる
泉に揺蕩(たゆた)う 光ひとつ

[B]
還ることを知らない星屑(ほしくず)
転がる無言(しじま)の夢

[サビ]
砂の舞う街に
呼ばれ 辿(たど)り着いた摩天楼(まてんろう)
なぜか 細い月を想うと
貴方の匂(にお)いがけむる…

(Interlude)

[サビ]
今も 静けさは
いつか晴れることを 夢見る
季節の風に色づいた
遠くの情景に揺られたまま…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【参考】 月蝕 -lunar eclipse-

【参考・過去の提供作】
ミディアムテンポ、バラードのために。

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投稿日:2010/05/21 21:16:27

文字数:497文字

カテゴリ:歌詞

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