「この花をあげるからぼくと けっこんしようよ やくそくだよ?」
無邪気に笑ったその手には 小さい花揺れ2人を包んだ
「なくてもいいよ けっこんしてあげる
まっ白なスーツと ドレスで キスするの
この花にちかおう すきなきもちえいえんにかわらないから」
季節が移ろい 近付く「大人」
陽だまりの約束 胸に抱え
いつか教会で 並んで歩く
その時までもう少し 待っていて
黒い恋心、逸れる道 気付かないうちに 変わる景色
歪んだ想いが壊す自我 闇に堕とされて ★濁っていく瞳
地面が啼いて 遠くを駆ける馬
聞かされた事実は ★絵本より残酷で
信じれず離す手 走り出す先にきっと優しい声が…
「今だ矢を放て!」 「全てを奪え!」
彼の隣に立つ ★知らない女性
★見たこと無い視線が 身体に刺さり
★足がすくんで一歩も 動けない
容赦なく落ちる 深紅の雨が
止まった歯車に 時を告げる
夢見た教会 天使が見せる
2人の笑顔あの日の 花畑
--------------ひらがな表記-----------------
このはなをあげるからぼくと けっこんしようよ やくそくだよ
むじゃきにわらったそのてには ちいさいはなゆれふたりをつつんだ
なくてもいいよ けっこんしてあげる
まっしろなスーツと ドレスで キスするの
このはなにちかおう すきなきもちえいえんにかわらないから
きせつがうつろい ちかづくおとな
ひだまりのやくそく むねにかかえ
いつかきょうかいで ならんであるく
そのときまでもうすこし まっていて
くろいこいごころそれるみち きづかないうちに かわるけしき
ゆがんだおもいがこわすじが やみにおとされて★にごってくひとみ
じめんがないて とおくをかけるうま
きかされたじじつは ★え(ほん)よりざんこくで
しんじれずはなすて はしりだすさきにきっとやさしいこえが
いまだやをはなて すべてをうばえ
かれのとなりにたつ ★しらないひと
★みたことないめが からだにささり
★あしがすくんでいっぽも うごけない
ようしゃなくおちる しんくのあめが
とまったはぐるまに ときをつげる
ゆめみたきょうかい てんしがみせる
ふたりのえがおあのひの はなばたけ
Mulberry's Red
チョチョムーンライト様の歌詞募集曲
http://piapro.jp/t/i6MS
への応募用歌詞です。
既に壮大なストーリーが出来上がっている曲で、その提示されたストーリーや参考動画を見ながら世界観に合うように書いたつもりです。
曲を聞いた時にまず思ったのが「走馬灯みたいだなぁ」だったので、そのイメージで書いています。
ちなみに、1番ABの歌詞の漢字が少ないのは、小さい頃の会話なのであえて簡単な漢字以外はひらがなにしてみました。
■歌詞内の★マークについての詳細■
★濁っていく瞳
→ひらがな表記では「にごってくひとみ」としてます。
脱字ではないので、にごってくで合ってます。
★絵本より残酷
→ひらがな表記で「え(ほん)」としていますが、
ほんを1音で入れて頂きたいという意味です。
1音にすると曲の音の数と合うと思います。
★知らない女性
→「女性」ですが、読みは「ひと」でお願いします。
★見たこと無い視線が
→「視線」ですが、読みは「め」でお願いします。
★足がすくんで一歩も動けない
→ストーリーでは姫が逃げるシーン辺りですが、
心情的にすぐに逃げ出す事は難しいと感じたので
このような表現になりました。
間奏に入ったら逃げる、というイメージです。
また、タイトルについてですが、「Mulberry」は「桑」の事です。
花言葉は「共に死のう」で、ギリシャ神話にも出ています。
そのギリシャ神話というのが、ロミオとジュリエットの元になった神話で、元々白い実しか付けなかったとされる桑が、とある恋人達の死をきっかけに(血によって)赤や紫の実も付けるようになったという悲恋のお話なのですが、このストーリーにも通ずるものがあるなと思い、このタイトルにしました。
上記のような表現も、タイトルについても、作品の意にそぐわないようであれば修正致しますので、お気軽に仰って下さい。
長々とした説明文ですみません。
よろしくお願い致します。
◆追記◆
選考からは漏れてしまったのですが、このアイデアは捨てたくないので構成等を一からやり直して同じタイトルで改めて上げたいと思います。
もし気になりましたら、「この曲にそのイメージで歌詞付けて」等も承りますので、お気軽にご質問ください。
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