大体、杞憂だ 哀しいことは
そっと歩み寄ってなんか来ない
大体、来るのは虚しいことだ
ぬるい水みたいな 日々の行進
まわれ左
時計の針を
跨いで欠伸をする
白磁のような滑らかな日々
傷ひとつない こんな午後には
その気になって遠くへ行って
帰れなくなる ような気がする
さあさあ、数えた心は全部
雨に降られる前にさようなら
冴えない未来に繋がる空の
下で続いていく きみの行進
まがれ右へ
見えない角を
たゆまず歩むように
庭に干したハンカチ一枚
風に靡かせ 何を追想
飽くる日だって変わらずにいて
抱きしめていて かすかな熱で
まわれ左 時計の針に
追い詰められないように
白磁のような滑らかな日々
傷ひとつない こんな午後には
その気になって遠くへ行って
帰れなくなる ような気がする
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