青く香る ひとひらの色
騒ぐ街の 風 翻(ひるがえ)り
回る回る 明々(あかあか)と夢
肩に揺れた 憧れは覚めて

5月の君は鮮やかな
長い髪にロベリアの青
高架線に影を落とし
白む街の息を奪う

春風のような不幸せは
雨となり頰を流す
夜道に咲いた芥子(けし)の花が
ゆめゆめ 実を結んで

嗚呼 青い思惑(おもい)で君を《愛を》縛らぬよう
人混みに遥かな君を《夢を》見た あの日のままで



4月の陽には濃(こま)やかな
長い髪は 僕を焦がして
他人(ひと)の声も 花の赤も
全て消してしまった


青く香る ひとひらの色
騒ぐ街の 風 翻(ひるがえ)り
回る回る 明々(あかあか)と夢
肩に揺れた 憧れは覚めて

微かなあやめも知らず《君を》汚さぬよう
嗚呼 風よ 止まないでいて《僕を》焦がす春のまま

解けたリボンの青を《君を》見下ろすとき
花の実は傷つき溢(あふ)れ《僕の》夢を覚ますだろう

悲しみで結び目を
解(ほど)く《恋の》くだらなさを
冷ややかな春の色を
永遠(とわ)に《君は》揺らし続けるだろう

悲しみで結び目を…
冷ややかな春の色を…

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5月のブルー

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憧れのままで

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投稿日:2017/10/02 22:34:58

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

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