青く香る ひとひらの色
騒ぐ街の 風 翻(ひるがえ)り
回る回る 明々(あかあか)と夢
肩に揺れた 憧れは覚めて
5月の君は鮮やかな
長い髪にロベリアの青
高架線に影を落とし
白む街の息を奪う
春風のような不幸せは
雨となり頰を流す
夜道に咲いた芥子(けし)の花が
ゆめゆめ 実を結んで
嗚呼 青い思惑(おもい)で君を《愛を》縛らぬよう
人混みに遥かな君を《夢を》見た あの日のままで
4月の陽には濃(こま)やかな
長い髪は 僕を焦がして
他人(ひと)の声も 花の赤も
全て消してしまった
青く香る ひとひらの色
騒ぐ街の 風 翻(ひるがえ)り
回る回る 明々(あかあか)と夢
肩に揺れた 憧れは覚めて
微かなあやめも知らず《君を》汚さぬよう
嗚呼 風よ 止まないでいて《僕を》焦がす春のまま
解けたリボンの青を《君を》見下ろすとき
花の実は傷つき溢(あふ)れ《僕の》夢を覚ますだろう
悲しみで結び目を
解(ほど)く《恋の》くだらなさを
冷ややかな春の色を
永遠(とわ)に《君は》揺らし続けるだろう
悲しみで結び目を…
冷ややかな春の色を…
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