咎(とが)の階(きざはし)見上げれば
雲の間に間に猫の顔
登って行きたい行かれない
爪を立てたら爪割れる

罪の谷底ビル風が
白い蝶々をさらってく
追っ掛けたいけど行かれない
まぶた開けたら塵(ちり)刺さる

業を濯(すす)ごうか神田川
鴨の真似真似水浴びて
飛込みたいけど行かれない
今日もペロペロ毛繕い
                          了

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

西新宿の猫の歌

地域猫・野良猫と人間たる己に如何程の差があるだろうか? 寧ろ、醜く、愛されず、強欲な分だけ己は劣っているのではなかろうか? せめて、精神的向上心だけは持ち続けて猫の魂の高さに近付きたい、川のほとりの方々を撫でながらそう想う男が在った。

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投稿日:2024/06/25 13:31:33

文字数:181文字

カテゴリ:歌詞

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