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どうして・・・?

流れる赤、鉄の匂い。
流れる茶、油の匂い。

流れるのも匂いがあるのも同じだけど
何か違う・・・



貴方は私のご主人様(マスター)。

目が覚めた時に視界に広がった白い光
眩しさにで痒くなった目をこすろうとする私の手を
貴方はそっと握ってくれた。
最初に聞いた音は貴方の声

『おはよう。僕のいとしい人・・・。』

優しい暖かい声
耳から入って体中を暖めてくれる優しい声。

歩き方を教えてくれたのは貴方だった。
喋り方を教えてくれたのも貴方だった。
私の・・・、
私の大好きな歌を歌わせてくれたのも貴方だった。

私の全ては貴方がくれた・・・
命も声も・・・この暖かい気持ちも・・・、

全部貴方のおかげだった。

ご主人様と初めて外で一緒に歩いた日。
朝、貴方はこう言った。

『一緒に外へ出かけないかい?楽しいよ。』

貴方とすることなら何でも楽しいに決まってる。

そう思い込んでたころの私。
馬鹿だった私。
愚かな私。

初めての外。

家から出たのは初めてで、
最初は怖くて不安で・・・
でも、貴方となら楽しくて、
浮かれてた・・・。

瞬間大きくて響きが長く小さい音が辺り一面に響き渡った。

1回目の音でご主人様は倒れた。

2回目の音で私の視界に異常が起きた


生まれて初めての外。
生まれて初めての音。
生まれて初めての異常。

私の視界が真っ赤に染まる。

〔〔 動力炉損傷 機能停止 を 推奨します 〕〕

知らない声が頭に響く。

〔〔 機能停止プログラム を 起動します 〕〕

響く。

〔〔 エラー発生 エラー発生 プログラム が 作動されません 〕〕

私の胸に開いた小さな穴
ご主人様の胸にも同じ穴

でも、違う。

ご主人様の胸からは
真っ赤な液体が流れてる。

私の胸からは
茶色い液体が流れ、白い光がバチバチと弾けている。

ご主人様は動かない
私は動いて、る

〔〔 強制シャットダウン を 開始します 〕〕

視界に赤が広がる。

〔〔 強制シャットダウン まで 100秒 〕〕

〔〔 カウントダウン を 開始します 〕〕

消えないで、
頭の中で数字を数える音が響く

知りたいの。

何があったの?

この気持ちは何なの?

暗くなっていく視界。

〔〔 3 〕〕

大好きなご主人様

〔〔 2 〕〕

いなくならないで、教えて、

〔〔 1 〕〕

ずっと一緒にいて・・・

〔〔 0 〕〕


悲しいよ・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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作詞なんて出来ねぇよ!!
なのに、やっちゃいました。
すいません><

閲覧数:95

投稿日:2010/06/25 02:12:00

文字数:1,062文字

カテゴリ:歌詞

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