「あー、映画みたーい」コウイチくんが嘆く。
「ヒット作って気になるからね」シロップくんが答える。
「フフフ」ミナトくんが笑いながらある物をとりだす。
「あー!ミナト!それ!おい!」
「手に入れちゃったんだよねー!偶然!」
どうやらチケットらしい。
「ミナト〜!お願い!サービスでウインクもしちゃうよ?」コウイチくんはよっぽど見たいらしい・・。
「それがね〜、2枚しかなくってさ・・」
「に、2枚?!僕らは仲良し4人組ですよね?ミナトくん?」
「コウイチ」シロップくんが声をかける。
「達成感味わおうよ」
「お、おう!忘れてたぜ・・!」
なんの話だろう??
「ミナト、レディーファーストという言葉は知っているな?」
「コウイチ、言われなくても俺はカエデちゃんと行くつもりだったのよ!」そう言ってミナトくんは笑顔でピースをする。
え、ちょっと待って?
それってミナトくんと2人だけで映画行くってことだよね?
嬉しいけどドキドキが止まらないお昼休みだった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春の楓(9)

閲覧数:51

投稿日:2023/04/13 22:11:43

文字数:425文字

カテゴリ:小説

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