歩くのが月の裏側であれば
どれだけ多くを抱えてられよう
幾時代も同じ憂いを噛み締めたら
軋む針に乗せて始めよう時は泡沫
波間の砂礫は満ち欠け知らず
転がりつづけてく誰もが同じ
裸足で踊っていた涙を隠して
寄せては返す泡沫
大切なものすべては持ち歩けないから
古ぼけたものから差し出す毎日だ
窓越しの熱に浮かされ消えていくなら
何も怖くないから
また陽を待つ泥濘の先へ
私とあなたを繋ぐ陽炎
時端に隠してまた会いましょう
変わることなく色が教えるから
明日の続きを
あるきだす
はるがたつ
かすかに
ふりさく
語らず鳥は遠く高く
或いは引かれ合う双子星であれば
どれだけ遠くも見つけていられよう
幾時代も同じ行方を辿り続けては
すれ違う足跡もただ潮騒に溶けたら
語り継がれるは誰の願いなのか
額縁の中褪せ果ててはいけないから
我が儘に祈ればいい
また地を這う黎明の淵へ
私とあなたを繋ぐ陽炎
常盤に託してまた会いましょう
幾年先誰かが歌うのなら
あの日の続きを聞かせておくれ
私とあなたを繋ぐ陽炎
時端に隠してまた会いましょう
灰の先で命が巡るのなら
明日の続きを
あるきだす
はるがたつ
かすかに
ふりさく
渡せぬ言葉道連れ
えがきだす
とほざく
かすかに
ふりさく
語らず鳥は遠く高く
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