新人ボーカルっとして働く僕
まだデビューして間もない
社会へのデビューだって間もない


だから、、僕への批判は、、大きいらしい……

僕は、、頑張ってるよ!!!
皆を、、、癒せるよう、、和ませるよう、、、元気付けようと、、
一生懸命、、一生懸命歌ってるよ!!

でも、、なんで、、誰も分かってくれないの!?


「、、、、もぅ、、やめようかな?」


番組の収録が終わり
一段落ついた頃、、僕は屋上に居た
体育座りをして 膝に顔を埋めている

収録時の衣装のまんま…………
今回は、露出が多かった…

だから、、皆から、、
「調子のんな」っとっか、、言われるのかな?
けど、、そうしないと、、、、怒られるし……
嫌だよ、、、、もう耐えられないょ


「はぁ、、、逃げ出そうかな……」

瞳から、涙が溢れ出そうになる
それを、必死に拭い  再び膝に顔を埋める


ーまたあいつ調子に乗ったな
ーまったくだよ 邪魔な上にな!
ーっふ、、まぁ仕方ないんじゃん?
ーだなだな!まだガキだし!
ーでもょ CDランキングで、いつも上位だぞ?
ー絶対俺は、あいつの努力じゃないっと思うな
ー俺も~-賛成ー左に同じく


聞こえてくる、罵声……
いくら首を振っても、塞いでも聞こえてくる


拭った涙が、瞳から流れ落ちるのが分かった
それが、元だったのか
次々に、涙が溢れ出す

「も、、、もぅ!! 無理だょ!!!」

階段のタイルを、非力な拳で殴る
けど、、すごく不発な音が聞こえて
残るのは、、手の痛み



「おりょ? 新人君?? どったの??こんな所で」

ふっと、聞こえた


僕は、その声に導かれるまま 顔を上げる

そこんは、輝かしい潔白と薄水色の衣装を着こなしている
先輩ボーカルの初音さんが、腰に手を当ててたっていた

「な、、なんでもないです」
僕は、泣き顔を見られたく無かったので
咄嗟に顔を隠すが

先輩にはバレバレだった

先輩は、状況を把握したのか 僕の隣に座って
優しく、、僕の耳元で、小鳥の囀りのように問い掛ける

「辛い?苦しい?」


「何でも、、無いですって、、、」
けれでも、それとは裏腹に、先輩の優しい言葉に
甘えた心が微かでも、心に現れてしまい
涙が、さらに流れ落ちる 


先輩は、向かいの窓から見える、夕焼けを見上げながら呟いた
それは、僕の耳にもしかと聞こえる
「言ってみたら、楽になるかもよ?」


「ホント、、、でっすぅう、、、何でも、、無いッ………」
僕は、これ以上 甘えたら負けちゃうんだ!!
っと言う 無駄なプライドを捨てきれず、、先輩の言葉に素直になれない


「、、、、周りなんか、気にしなければ良いじゃん?」
「新人君は、いい歌声してるよ 私なんかよりもね」


「、、っち、、違う!」

先輩の、言葉に異議を唱える為に
咄嗟に、自分が泣いているのにも関わらず
僕は、顔を上げてしまう

っと、、僕にハンカチを突きつける先輩


「涙ふきな 新人君は笑った方が数倍 可愛いよ」

「ぇ?」

僕は迷った、ハンカチをうけとろうか、、うけとらまいか


「少しは、甘えな  甘えないと人間生きて生けないから」
っと、、先輩は僕に囁くと
涙を優しい拭き方で、拭かれる



「、、、ぅう、、!! ぅうぁぁぁああんーー!!!!」

先輩に抱きつく

先輩に、、先輩に


先輩もそれには、驚いたのか 一瞬動揺したが
すぐに、頭にポンっと手を置き 撫でられる


「そうよ 甘えれば良いの」
先輩は、僕を優しく包み込んでくれた


それから、、僕は泣きつづけ 仕舞いには泣きつかれて寝てしまった


そのことを、僕のマネージャーさんに話したけど

「ん? 初音、、?? 誰のこと??」
っと、、まったく知らないようだった

自分で調べてみても、一切該当しなかった
でも、、あの時、一緒の番組に共演して、、
っと、、、ビデオを見てみたが、、先輩が居なかった……


あの時の、、先輩は、、、一体???

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

僕を優しく包むヒト

えっと、中2の頃に書いた小説です。
作成日を見ると「2008.12.28」って……
ってか再び短編かよ俺!!(バシッビシッ!!!)
まぁ、、これはレンきゅ、、ぁ、、レン君で良いんじゃないんですかねww
ってか、これがKAITO兄さんだったら、何となく変なんで
はぁ、どうして俺はショタレンしか書けないんだよ!!(再びビシッ!!)

コホン、、さて、まぁ、、レン君はどこでも愛されると思うのですが
なぜかこの短編の世界では皆レン君を否定してしまってるみたいで
その否定、批判の声を何度も聞いて落ち込んでるレン君
そんな時、突如現れた初音さん、まぁ…ミクですね、うんうんミクミク
ミクはレンの悩みを知っていたみたいです
変なプライドを捨てきれないレンを優しく包み込むミク
レンはそれに対して、全てをさらけ出す
だけど、初音さんは存在しなかった……
まか不思議!?な話ですね

でも、こうして自分を包みこんで甘えさせてくれる人って大切にしたいし
事実俺には居ないので、すごくその存在に憧れています

中2かぁ……いろいろ悩んだなぁ……
何度も布団に包まって泣いたっけ……

さて、小説を読んでくださってありがとうございます
メッセージを送って頂いてる「海風」様には物凄く感謝しています
毎度のこと恥ずかしながら、こちらから感謝のメッセージを送れなくて申し訳ありません

では、さようなら

閲覧数:183

投稿日:2009/06/08 00:08:18

文字数:1,670文字

カテゴリ:小説

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