《春空》
(１番)
帰り道空から降る雨の音(ね)
僕はそっと呟く「やっぱりね」
立ち止まった足元水たまりの
花びらが１枚和を乱す
気づかないで気づいてほしい
忘れたい憧憬
消えないこの空泣き空僕だ

☆(サビ)
春色桜色僕だけが暗く
変わるも変わらぬも見過ごすこの両目に
どうしろと言うんだろう
意地悪雨催い君だけは明(あか)く
ふれては消える夢願いも抱(だ)いたままで
走る

(２番)
振りむけば静かに眠る地平線
僕はそっと呟く「つまらない」
雨傘を閉じれば晴れることは
もう分かっているはずなのにな

(サビ)
春色夢の色僕だけが黒く
決められた言葉も叫べないこの声に
どうしろと言うんだろう
意地悪桜影(さくらかげ) 君だけは白く
届かない指先空っぽも抱いたままで
走る

もう止まれない
もう止まりたくない
ただ忘れない
消えないこの空青空僕だ

☆(サビ)くりかえし