指先までの距離
目覚めてゆく世界

誰かの枝の中
駆けてくプロトコル

いつまで待ち続けていても
まだ届かないシナプスが

中枢神経の迷路で
シグナルを持て余している

まわる 自己言及のパラドックスは
私をゼロに引き寄せる

意識・無意識の狭間で揺れる普遍性
夢の意味さえ知らず眠ることのない未来

(2~)
誰かが嘘をつく
意図さえ理解する

歪な声がまた
私に囁いた

「此処から派生する総てが
存在、そして一意性」

どこまで背進するのかと
問いかけても解は無限

めぐる 集合論のパラドックスは
私をゼロに突き放す

振り返り消えてしまった手のぬくみ探し
見えない世界に目を凝らしても胸は渇く

(C~)
枝先掠めて飛ぶのは白い蝶
翼に山ほど倫理を乗せている

いつまで待ち続けていても
まだ知り得ない真実が

もう一つの自我の迷路で
存在を持て余している

きえる 自己言及のパラドックスは
私をゼロに還らせる

意識・無意識の狭間で揺れる普遍性
死する意味さえ知らず生きることのない世界



(仮名)

ゆびさきまでのきょり
めざめてゆくせかい

だれかのえだのなか
かけてくぷろとこる

いつまでまちつづけていても
まだとどかないしなぷすが

ちゅうすうしんけいのめいろで
しぐなるをもてあましてる

まわる じこげんきゅうのぱらどっくすは
わたしをぜろにひきよせる

いしき・むいしきのはざまでゆれるふへんせい
ゆめのいみさえしらずねむることのないみらい

だれかがうそをつく
いとさえりかいする

いびつなこえがまた
わたしにささやいた

「ここからはせいするすべてが
そんざい、そしていちいせい」

どこまではいしんするのかと
といかけてもかいはむげん

めぐる しゅうごうろんのぱらどっくすは
わたしをぜろにつきはなす

ふりかえりきえてしまったてのぬくみさがし
みえないせかいにめをこらしてもむねはかわく

えださきかすめてとぶのはしろいちょう
つばさにやまほどりんりをのせている

いつまでまちつづけていても
まだしりえないしんじつが

もうひとつのじがのめいろで
そんざいをもてあましてる

きえる じこげんきゅうのぱらどっくすは
わたしをぜろにかえらせる

いしき・むいしきのはざまでゆれるふへんせい
しするいみさえしらずいきることのないせかい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

CyberOut

煎茶(sentya)さんの曲に応募させて頂いた歌詞です。
タイトルの「サイバーアウト」は造語。意味はないです。歌詞もあまり考え込まず、心を「虚無」にして書きました。

>>本稿では「持て余している」としていますが、実際歌うと「持て余してる」になることを前提としています(仮名では「もてあましてる」としました)。
>>「パラドックス」の促音(ッ)も一音で数えています。
>>伸ばしはありません(全部音に嵌めてます)。

近未来的で疾走感溢れるちょうかっこいい原曲はこちら→http://piapro.jp/content/046ith2litri6vp6

閲覧数:346

投稿日:2009/11/07 16:44:08

文字数:989文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました