傍観グラフィティー
???「絶対に許さない。僕が仇を討ってやる」
???「仕方ないよね。生き残る為だもん」
???「…酷い…もう、信じたくない…こんな世界…」
我ながら不思議なもんだ
恵まれた故郷(まち)を離れて
一眼レフを首からさげて
こんな戦場(ばしょ)で立ってる
自分をいつか終えるとは
いつも考えずに生きて
それが当たり前ならこんな
毎日考えることもなかっただろう
偽善なのかわからない
目的すら見失う
それでもただ真実を
この目で見て伝えられたなら
ひたすら傷だらけになって
色の落ちた世界さまよい
かつて人だっただろう何かの
そばに白い花を置く毎日
目を背けたい真実に
僕は立ち向かうと決めた
同じ人が犯した禁忌
それが間違いと気づかないなら
一枚の写真に写る
確かにあった真実の
中にはつい最近撮った
子供達の笑顔
僕ら大人の都合に
負けない強さに眩んだ
喧嘩はしたっていいけど
いつから謝ることを忘れたんだろ
さっき花を置いた場所に
誰か一人うずくまる
駆け寄った僕に言った
「こんな世界まるで夢みたい」
あの時に気付けばよかった
君はあまりにも酷いそれの
ショックで幻想(ユメ)の理想郷(クニ)に侵された
それは白昼夢によく似た病気
目が醒めた、いや覚めてない
遅れて君を追い掛ける
忍び足で生唾飲んで
僕の使命だとか言い聞かせた
動かない人の山には
軍人らしい少女が
君はその山を踏み越え
生きてるならばそれさえも…
今ならまだ間に合うから
一瞬でも隙を作れば
ああ、僕は立ちすくみ
一目散に逃げ出した
飢餓は君を獣にした
獣に喰われた哀れな英雄
叫びと悲鳴と笑い声が
聞こえなくなるまでただ走った
使命とやらを棄てた僕
真実はあまりに酷く
それでも聞いて見たものは
目と頭に焼き付け忘れない
「死ぬまで今日のことは忘れない」
平和になった世界で僕は
いつかの悪夢を繰り返す
それはつまり自分への罰
何もせず逃げた僕への罰
幸せな世界で祈ったんだ
「もうあんな悲劇は二度と
繰り返さないように」
★傍観グラフィティー
残響さんに提供するの
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