ふわり教室の窓から
迷い込むあたたかな風
笑いながら捲っていくアルバム
思い出の中花が咲く

近づく終わりの時間を
見ないふりで内緒話
せめて今だけはこのままで
ただのちっぽけな反抗

春の足音とお別れの季節 
悲しいくらいに晴天で
僕らに涙は似合わない
だから、
「今はしっかり前を向け!」

使い古した黒板に浮かぶ
おめでとうの五文字
じわり涙が浮かんでくるのを
そっと胸にしまい込んで

進む道は違うけれど
きっとどこかで会えるよね
不確かな未来、不安だけど
明日を信じて歩いていく


ねぇ、あの日の約束覚えてる?
笑いあった記憶はいつのものだっただろう。
歩き慣れた通学路と机の隅に残した落書き
待ってと願っても時間は流れていくけれど
この瞬間もアルバムの一ページになるから、なんて


ぞれぞれの思い寄せて綴ってく
埋める最後の一ページ
あの日に交わした約束は
ずっと消えず残ってるはずだから
「またね」

春の足音とお別れの季節 
悲しいくらいに晴天で
僕らに涙は似合わない
だから、
「今はしっかり前を向け!」

交わした言葉は「さよなら」じゃないから
前を向いて
今の自分より強くなる、だから
次は未来のこの場所で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

春風

閲覧数:19

投稿日:2024/02/22 19:52:51

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました