僕の見ている景色は
誰の景色なんだろう
山陽電車が走る
定められた未来へ向けて
ベンチに座って 風を感じる
時の流れを感じる

僕は何も出来ない 輝きがない
たくさんあるうちのひとつ
ラベルのないペットボトルが
僕の前を通り過ぎていく
"お前は一体何者だ"

履歴書の趣味・特技の欄
消したあとさえ残らない
コーヒーの香りが漂う
僕と同じだと思ってたのに
何も持たずに 全力で走った
ひたすら叫びながら走った

世界を彩るたくさんの色
リズムに合わせて踊ってる
甘い匂いの金木犀が
そっと僕を包み込む
"お前は一体何色だ"

主人公なんかになれやしない
隅っこで光の影となる
ただ心臓だけは動いている
熱く熱く燃えている
なんでもないは褒め言葉だ
空っぽな人間でいいじゃないか

僕は何も出来ない 輝きがない
たくさんあるうちのひとつ
だけど命はある生きている
"お前は一体何者だ"
僕は空っぽな人間だ

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

人間

閲覧数:1,477

投稿日:2020/09/22 18:37:07

文字数:404文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました