湊大

君の歌が届いてきた
目が合ってにこって笑って
この歌だけは他の誰でもない
君がくれた宝物
普段は頼りない寝坊助さん
だけど
責任感が強くて
注意がしっかりできて
いい所を探し出したらキリがない
私が隣にいていいのかな...

どんどん彼のことが好きになって
どんどん私が私でいなくなる
誰かを好きになるってことが
初めてわかった気がした
他の人の恋バナを聞いて
私は絶対になれないと思ってた
誰かを本気で好きになって
その人なしでは生きられない
弱い人間になんかならないって
だけど彼と出会ってしまった...

両思いになれた
そう感じてた
私はあの人のことが好きで
あの人は私のことが好きなんだと
色んなところに行こう
色んな話をしよう
たくさんたくさん
約束をしよう
"いやだ"
思い出を作るほど気持ち悪い...

あなたの全てにイライラして
きつく当たってしまう僕を許してなんて言わない
けどこれだけは知っていて欲しい
いなくなって欲しいわけじゃないことを
ひとつ屋根の下
嫌でも毎日会わないといけない
時には壁を破壊した
できた穴は見つけないで欲しい…
子供な僕は素直になれない
自分の非を認められない...

人間生きていれば
必ず誰かに出会う
必ず誰かと話す
そんな時コミュ障は
死にます。
気を使ってにこにこしてはいるけども
とりあえず同意はしているけども
正直頭は真っ白で
常にパニック状態です
「全然コミュ障じゃないじゃん」...

自分に無いものを持っている
それがとても羨ましかった
日の当たらない影から
もやもやを抱きながら
おめでとうって素直に祝えない
そんな自分が惨めに思える
大人じゃないからと言い聞かせて
大人気ない態度をとる
諦めたかった 楽になりたかった
負けを認めたかった...

梅雨のむさ苦しい中
カエルが踊っている
人間の気持ちなんか気にもしないで
葉に着いた雫を飛ばす
いつもは見えないものも
はっきり見えて感じてしまう
胸がザワザワして
じっとしていられない
聞こえない感じない
暗示をかけて...

いつも失敗ばかりで
周りの目も怖くなる
惨めな自分と笑い声
捨て去りたいのについてくる
どうして同じようにできない
どうして簡単なことができない
自分のことを責めて責めて...
涙は出ないが
心はどんどん壊れていく
自分の存在価値とはなんだ...

人見知りで怖がりで
そんな自分に自信持てなくて
どこかフラフラさまよう
それが私の日常
なのに突然嵐がやってきて
全てを壊して入ってきた
抵抗のない私は君に包まれていく
平常心なんか保てるわけない
知らない感情に飲まれていく
これが恋の始まりなのかな...

今日は大切な告白イベント
しっかり準備していきましょう
まずはかわいい服装を
スカートなんかいい感じ
次にメイクをして
変身魔法をかけちゃいましょう
次はヘアセットでっせ
くくってもよし おろしてもよし
それが終わったら
脳内シミュレーション...

才能のない僕は
誰よりも負けず嫌いで
どれだけ不器用でも
練習を繰り返す
何度も置いてかれ
追い抜かれ
その度に心が折れそうになる
けれど知ってるんだ
いつか努力は報われると
今は決して無駄じゃないと...

箇条書きで書いていく
些細なこと大きいこと
可能か不可能か気にしない
「りんごが食べたい」
「漫画が欲しい」
「長生きしたい」
生きているうちにいくつ叶う
幻に見たあの光景
私はいったい何を見た
考えれば考えるほど...

コンクリートの中は理不尽だ
大学出たからどうだってんだ
どうせ俺の頭はあほでバカ
けどなそれがどうだってんだ
影で笑ったって構いはしない
己を決して捨てはしない
地獄の底から這い上がって
天と地をひっくり返して
てっぺんハゲのおじさんよ
お靴の味はどうですか...

憧れてるだけじゃダメなんだ
夢見てるだけじゃダメなんだ
お姫様になるためには
私よ 戦え!!!
絵本の中のお姫様は
いつもキラキラしてた
動物たちもおひさまも
ニコニコ笑顔いっぱい
私もそんなお姫様に
なりたいんだ...

私 心がないんだ
なんにも感動しない
1粒も涙を流さない
それでいいと思ってた
というか
鮮やかな世界に入れないと思ってた
ロボットのように生きて
ロボットのように死ぬんだと思ってた
けどね
涙が出たよ...

手を伸ばしても何も無い
あるとしてもＺＥＴＵＢＯＵ
隣のヤツは青いのに
私は黒だ真っ黒だ
ああ 叫んでいいかな？(いいともー)
ああ 暴れていいかな？(いいともー)
怒られたってかまいはしないさ
我が道を進むだけだから
人生いろいろあると言うけど
色々ありすぎ困ります...