連れ去って
春の底
青すぎる思い出を
染め抜いた花だって
所詮はそう
僕の理由になりたがる
それならば、もういっそ
連れ去って
連れ去って
夜の向こう側の向こうまで、ずっと
笑いも止まらずに
逃げ出して
逃げ出して
名前一つさえ残さず
これで終わりにしようか
花が散っていく
街並みは
いつも通り白茶けて
色褪せた道だって
この歌に相応しいと思えたよ
ここまでの地図なんて
捨てていって
捨てていって
僕らの明日はこれからだろう
未来を奪うのだ
連れ去って
連れ去って
貴方の歌を唄おう
これで終わりにしようか
花が散っていた
何時からか
時間さえも忘れた
息を吸った音がした
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