誰もいない道を1人ぽつぽつと 授業が終わって 正面の門を抜けて 帰り道に向かう
お気に入りの幻想抱えて 抜けていく風が私にまとわりついて 対照的な空が青く青く
先生の声が聞こえる クラスメイトのはしゃぎ声も 何かを始めた彼らはもう少しそこに留まるだろう
私は背を向けてゆっくりと自分の世界へ帰っていく 彼らの喧騒から 幻想じゃない理想郷へと
吹奏楽部の音が聞こえて 軽音楽部の音も鳴らされる 運動部の声が鳴り響く 17:00
私はまた1人 正面の門をくぐる
夕陽の光が反射する 私の中では薄い青
限られた私の時間でどれだけの幻想を形にするのか
哀れなわけじゃなくて「私」を貫いているだけ 私にまとった風が耳に囁いた
好みの音楽、好みのアクセサリー、馴れ合えない私の性格、お気に入りの幻想
かき鳴らす音が聞こえる 揺らがないまっすぐな音で 何かが始まる気配がすぐそこに来ていて
反響する鼓動の音、耳の中で繰り返すメロディー 世界のの喧騒から 幻想じゃない理想郷へと
幻想じゃない理想郷へと帰っていく
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想