a
ミルクのように なめらかに白く光る
星の海を渡り 君の元へゆけたらなあ
淡く灯る想いを 今の私に重ねたならば
君は眉を下げ 困ったように はにかんだ

b
ああ、逢いたい
時間を超えて 君に逢いたい
かの鉄道を往く切符は一体
どのようにして 手に入れるのだろう

s
遠い遠い 世界を生きる君へ
私の想いは 届いているだろうか
明日へ明日へ 寂しく生きる私の
この想いは 独りよがりだろうか

a
サソリのように 鮮やかに赤く灯る
命を炎に変えて ゆらゆらと揺らめくならば
かろく旅する心を 幻に託せたのならば
眉を下げ笑う 困ったような 君に逢える

b
ああ、待っている
過去の君へと 別れを告げては
かの鉄道の切符を手にした日に
未来の君に 再び逢えるだろう

s
遠い遠い 世界で死んだ君へ
君の想いは 私に通じているか
過去へ過去へ 寂しく馳せる私の
この想いは 幻なのだろうか

c
離ればなれの友へ
私は私を信じる
私の星と君の星が
重なる日を願っている
離ればなれの友へ
私は夢を信じる
私の生と君の生が
繋がる日を願っている

s
遠い遠い 銀河を迷う私は
君の幻を 見ているだけかもしれない
強く強く 銀河に願う私は
勘違いを しているだけかもしれない
それでも君を 強く望む私は
未来の星を 願わずにはいられない
それでも私は 過去に傍にいた君の
未来の生を 望まずにはいられない

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親友がいないんです

もしも前世の記憶があったとしたら。
もしも無二の親友と生きる時代をすれ違ってしまったら。
もしも二度と逢えはしない、という99%の可能性を認められなかったら。


銀河鉄道の夜をイメージしました。

閲覧数:131

投稿日:2012/08/06 02:06:53

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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