あなたは蜃気楼(ミラージュ) 泡沫の眼差し
揺れる陽炎に その身を焦がしてる
行き場を失くした 月明かりの合間に
醒めない夢 名前も知らない孤独に触れた
微熱を残して
夏より熱い夜の風
冷たく注いだ狩人の目
見つめた痛みに溺れて
愛囁いた 髪が揺れる
星屑涙に変わり 夜空に瞬く
そっと伸ばした 指先すり抜けて
忘れようと藻掻いて別れた貴方の
愛も嘘も同じ色していた
貴方は蜃気楼 触れられぬ幻
炎に照らされ影を重ねても
夜明けと共に心は遠ざかって
温もりだけが胸の奥でまだ燃えている
今夜もう一度
映画のワンシーンみたいに
街角のカフェで微笑んだ
向かいに座る貴方の声も
擦り切れてもう聞こえなくて
途切れた鐘の音が夜明けを拒んでいた
煙草の香りが胸を締め付ける
振り返る度に夜の風が疼いて
貴方を探して希ったの
灼熱に芽吹いた 実の成らない花
罪の雨に打たれ 月光で枯れた
抱きしめた視線 胸の奥焦がして
過去に照らされた 幻を追い続けている
今も一人のまま
遠い異国の風が歌を運んで
独りを癒そうと許してくれたけど
貴方の隣には戻れないと
青空が教えてくれたから
あなたは蜃気楼 楽園に咲く花
愛した傷跡 淡く揺れている
真実より甘い 嘘を信じてた
砂塵の彼方に 恋が消えていったとしても
ずっと忘れない
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