千代紙 一枚(ひとひら)折り込めて
永い夜の手慰み
星夜の下(した)で耳すませ、
夜風にあなたの音探す
会えないと、分かっています
昨夜がわたしの番(ばん)でした
当然と分かっています
あなたは素敵な方だから
けれど思い裏腹に
落ちる涙をどうして
止める術(すべ)、ありましょう…?
千羽鶴よ、この夜闇(よやみ)を駆けて
かの人の許(もと)への橋を掛けて
何処(いずこ)へ いらっしゃるの?
愛おしい方
せめて、心だけは
共にあると信じさせて
あなたから頂いた
崩れるほどの文(ふみ)の山
一枚(いちまい)、一枚丁寧に
折り込めて
白む空へ翳(かざ)してみれば
…まるで、彼方(かなた)へ飛ぶ 渡り鳥
震える胸、なだめられず
崩れるほどの鶴を折る
頬伝う雫が
愛の言葉を滲ませてしまうから
…もう、読めないのです
千羽鶴よ、この夜空を駆けて
かの人の許へと橋を掛けて
何処(いずこ)へ いらっしゃるの?
愛おしい方
夜霧を掻き分けて
ここに現れて
千羽鶴よ、この空高く駆けて
かの人の許への橋を掛けて
何処(いずこ)へ いらっしゃるの?
愛おしい方
その腕へ誘(いざな)って
心 暖めて
千羽の鶴よ
朝陽が昇る頃には
夢を見させて
千羽鶴【曲付けてくださいっ】
4作目のオリジナルになります(。・ω・。)
千羽鶴には願い事。
通い婚の時代、複数の女性を持つ男性の妻の心情を表すのにぴったりじゃないかなぁということで、ちょっと時代は違うのですが使ってみました。
わがままを言わせていただくならば、わたしはやっぱり和楽器の音色が好きなので一部でもいいので和楽器は使っていただきたいなぁ。。なんて。。^^;
良さげにしてくださる方に預けるしか出来ないのですが、どうか、よろしくお願い申し上げます。(_ _)
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