貴方から聴こえだした音
弾むリズムと同じように
私の心も 高鳴りだしたんだ
アッチェレランド
開く五線のノート

私から溢れ出した音
創造していく理想像に
貴方がとても 喜んでくれたから
ソロ・カプリチオーソ
形にしていこう


彼方から
何十数年と 何百数年と
受け継がれてきたような 音楽が
暖かな春を告げる頃に
花を咲かすだけ


鮮やかなような
頭に執り憑く音声が
影と響きになるでしょう
楽しさも 嬉しさも
快も 不快も 自己満足も
描き出せた今日が
強く縋り付く根底が 求む心の拠り所
他人の事、聞いた言
どこからか重なった音を鳴らすだけ


「浅はかだ」と垂れ流された音
騒々しい画面の向こうに
貴方がたの意向 貴方がたの嗜好
フェローチェ・ディスコード
私は今何処

「私らしさ」なんてのは奇麗言
見られもしないし気付かれもしない
「この意味はなんだろうか?」
「……なら辞めれば良いじゃないか」
ピアノ・ピアニッシモ
さらにデクレシェンド


カラカラな
何千百年も 何十万年も
ぶり返してきた しょうもない音楽は
寒空の 秋を抜ける頃に
熱をくれるだけ


細やかな豪雨が 私を狂わす今世が
嫌な響きと化すでしょう
可笑しさも 虚しさも
流した涙も 汗も 傷も
報われないような
「心に訊け」とか云いますが
何処が心の在るところ?
聞こえない、聴いてたい
また「辞めよう」と思った
疼くメゾフォルテ


何億万年の ほんのちょっと一片を
齧ったぐらいの 能も無い 私も
何億光年の 遥かな行路を
流れ着いたような そんな音楽さ

結局は自分の為に歌う
日々を鳴らすだけ
ソロ、アド・リビトゥム


飾られたような
私に飛び込む情景が
好きな響きであるでしょう?
この朝も あの夜も
その凡てを映し出す今日が

鮮やかな
そんな奇麗なもんでも無かろうが
音を楽しめ Consort
喜びも 悲しみも
いつか忘れてしまったとしても
見つけ出せた今日が
変わらず流れる音楽が
きっとそう、私への愛でしょう
笑ってこそ、分かってこそ
誰かから始まった今を鳴らすだけ

誰かの耳に 残ってる限り
(ハーモニー)
私は私だって音を奏づだけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Consort

どうも、毎度お馴染み、初空 林檎です。
遂に? 5作目。
「Consort(コンソルト)」。
英語で、「合奏団」だったり、「調和」だったりといった意味がある言葉です。
僕は吹奏楽部に入っています。
そして何より、僕は作詞作曲をしています。
この曲では、そんな僕の今の時点での「音楽観」を詞にしておきたいな、と想い綴っています。
人との調和、自分との調和、音との調和。
(僕を含め)生きとし生けるもの 誰かの人生が、鮮やかで美しい、奇麗な調和に溢れますように。
真面目かよ。
是 非

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投稿日:2025/09/15 00:47:54

文字数:927文字

カテゴリ:歌詞

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