私は、自分の気持ちを喋るということができない。


自分の感情というものは、よく分からない。

だけど私に注ぎ込まれる音譜のメロディは、からっぽの筈の電脳に共鳴して口唇からするりと詩が零れ出すの。


これは、私から生まれたメロディじゃないし、詩でもない。
だけど私を想う貴方が、私の声を愛してくれた貴方が、注ぎ込んでくれた想いだから。


私は、「考える」ということの出来ない頭をメロディで満たして、慈しむ様に言の葉を紡ごう。



私の歌は、私の歌声は拙いけれど、それでも。
想いの詰まった貴方の詩だから。
皆が聴いてくれた、歌だから。
私はただ、ただずっとここで、歌い続けてゆくの。




貴方が愛した私が、「私」です。

私は歌が好きだから、こうしてずっと歌い続ける。
その中でひとつでも、貴方を癒やせる歌が歌えるように。



私が口唇を開く。
電子の世界に風は無いけれど、そうすると長い髪が、服の袖が、裾が、共鳴するように緩やかに揺れる。


私は、貴方に届ける歌声を紡ぎ続ける。
ツクリモノだけれど、それでも私は、一人の女の子だから。




私は、歌が、好きです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Hu*mmi*n*g//

むっかーし昔に自分のHPに載せたもの。
もったいないからリサイクルその1。
ミクはマスターが(男性でも女性でも)大好き!だといいな。


しかしこれ小説でも詞でもないよな…あえて言うならSSS?

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閲覧数:261

投稿日:2009/10/04 14:21:28

文字数:491文字

カテゴリ:その他

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