紅の魔女が息を止めた
朝に生まれた鳥は
星屑を道標に
氷の森へ消えゆく

何処までも遠く続いてゆく
石畳を踏みしめ
裂かれた時の狭間で
眠れる君を探そう

“誰がため、誰がため”
愛し続けた調べ

永遠の昼を鈍く揺らす
鐘の音が鳴り響く
緩やかに空を覆う
その終焉の足音

“君がため、君がため”
私は永久に眠る
“愛し君、愛し君”
氷の像を壊せ

月のない森の奥に暮らす
一羽の鳥を目指せ
銀色の眼に託した
君のための祈りさえ

“要らないと、要らないと”
私を拒まないで
“誰がため、誰がため”
一片の君がため

愛させて、愛させて
夢にまで見たような
張り裂ける、張り裂ける
この胸の痛みごと

“君がため、君がため”
私は永久に眠る
“愛すれば、愛すれば”
氷の像を壊せ
“誰がため、誰がため”
歌い続けた調べ
“愛させて、愛させて”
この世界終わるほど

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  • 非営利目的に限ります

氷の魔女


愛させて。

紅(くれない)
永久(とわ)
一片(ひとひら)

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投稿日:2011/08/22 06:45:09

文字数:382文字

カテゴリ:歌詞

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