重ねあった手のひら 力合わせ 今立ち向かう
全ての生命(いのち)の敵 偽りの神《メシア》に

ひとりぼっちの子狐と 人で非ざる少女
共に野山を駆け回り 丸まって眠った

儚き定命の獣と 永遠生きる妖
共にいられるのは刹那でも ふたりはともだち

暗闇からふたりを 見つめる悪意
迫る残酷なる別れのとき

短き寿命すら 生きることかなわず
報われざる死が 二人を分つ

悪しき魔と災厄 道分かたれた二人は
世界に絶望したまま 遠く海隔てた

狐面つけた探偵と 黒衣の相方
怪異はびこる帝都で 悪を討つ

不倶戴天の敵は 紅き怪人
仮面被った者同士 化かし合う

ようやく巡り合えた新たな仲間は
宿敵の手に落ち 儚く散った

それでも止まれない 願い叶えるため
愛と憎しみの 仮面舞踏会《マスカレイド》は続く

叶わぬ憧れを 敵を討つ力に代えて
人の作りし都 ただ守り続ける

あの日の子狐は 数多の武器と仲間持ち
人に仇成す災厄さえ 味方に付けた

運命を変えるは 地球(ほし)に愛されし娘
愛しき忘れ形見は数多の縁(えにし)繋ぎ

永遠(とわ)に分かたれたはずの道が

今再び相まみえる

重なり合った運命 心束ね 今立ち向かう
奪わせはしないさ 僕達の故郷を

(忌まわしき力でも 君が信じてくれるなら 全てを解き放ち 全部守り抜く)

重ねあった手のひら 力合わせ 今立ち向かう
全ての生命(いのち)の敵 偽りの神《メシア》に

(険しき旅路は 君と結ばれるための試練 そう思えたなら 何も怖くはない)

人間(ひと)と妖(あやかし)紡いだ 時代(とき)超えた御伽噺は
龍脈《ほし》の記憶に刻まれ 伝説となるだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Fairy Myth~狐面の魔女~

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投稿日:2020/11/06 22:46:34

文字数:709文字

カテゴリ:歌詞

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